「おかえりモネ」で注目の若手俳優を一挙解説!清原果耶、永瀬廉、蒔田彩珠、恒松祐里、高田彪我、前田航基

2021/06/12 08:00 配信

ドラマ コラム レビュー

恒松祐里(C)NHK

恒松祐里と高田彪我にも期待


悩む百音、未知、亮、三生と比べると、さほど悩みがなさそうなのが明日美と悠人。

彼らは仙台の大学に進学しリア充な日々を送っている。明日美役の恒松祐里は1998年生まれ。6月24日から全世界配信予定のNetflixドラマ「全裸監督シーズン2」にも出演し、注目されること請け合い。

悠人役の高田彪我は2001年生まれ。若手俳優集団・EBiDANや、フォークデュオ・さくらしめじのメンバーでもある。(※高田彪我の「高」は「はしご高」が正式表記)

群像劇では印象的なドラマがないまま存在するほうが難しいともいえる。目立ちすぎず、目立たな過ぎず、大事な楔(くさび)になる重要さ。いいアクセントとして頑張ってほしい。

朝ドラではこういう人物たちがある時、弾けることもあるので、それも楽しみである。

同級生と未知は、中学時代に吹奏楽部に所属していた設定で、回想シーンでは演奏もやっていて、これが爽やかで、“アオハル”ムードを高めた。

震災が起こる前、未来は無限で無敵だった百音たちの象徴のよう吹奏楽。震災後、百音は吹奏楽をやめてしまったが、実家の部屋には楽器も思い出の写真も残っている。

彼らの失われてしまった輝きをもう一度取り戻すことができるといいなあと思う。百音たちの可能性を応援していきたい。

2002年生まれから1998年生まれまで、十代から二十代前半の俳優たちのフレッシュさは朝のドラマにふさわしい。