――これからも「一課長」シリーズは続いていくと思います。今後、挑戦したいことは?
内藤:今はなかなか難しいこともあると思いますが、やれるんだったら八丈島や大島で宿泊ロケをしてみたい。「一課長」は東京の話だから、八丈島もやれないことはないんだよね。キャストやスタッフ、全員で行って大島や八丈島を舞台にした話を作るのが、「一課長」でいつかやりたい夢です。
飯島:意外と遠いですし、難しいかもしれませんけど東京都の話なのでできないことはないですよね! いつかやってみたいです!
――一課長のせりふである「必ずホシをあげる」の言い方にはこだわりはありますか?
内藤:みんなで「ホシをあげる」(=犯人を捕まえる)という思いは変わりませんが、毎週前後にあるせりふによって言い方を少しずつ変えています。「ホシをあげる」のせりふのベースにあるものは一課長からの「命令」ではなく、「みんなでやろう」という意味を込めてます。昔は「ホシをあげろ」だったけれど、早い段階で「この言い方じゃなんかおかしいね」とキャスト同士で話し合って、今の形、「ホシをあげる」になりました。
飯島:普通だったら命令の「ホシをあげろ」でもいいと思うんです。でも、「ホシをあげる」と言葉にすることで一課長が部下と同じ目線に立っていることが伝わりますし、「やることは一つだ」と言ってくれているんだろうなと思いました。
――最後に視聴者の皆さんにメッセージお願いいたします。
内藤:コロナ禍という苦しい中で視聴者の皆さんが、「一課長」を見て、木曜日の夜から金曜日にかけて少しでも楽しい思いになってくれればと思って撮影してきました。最後まで「謎解き」を楽しんでもらえるとうれしいです。
飯島:作品を最後まで楽しんでいただければと思います。鑑識は刑事と比べたら少し地味なふうに映ることが多いかもしれません。でも鑑識がいないと捜査は始まりません。最後まで縁の下の力持ちとして、活躍する鑑識の格好よさも楽しんでご覧いただければと思います。
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