<おかえりモネ>坂口健太郎、視聴者“キュン”のツンデレ医師役で存在感!過去の朝ドラでは“悲恋”のお相手も

2021/06/19 08:00 配信

ドラマ コラム レビュー

「おかえりモネ」第7回

クールで知的な役が似合う坂口健太郎


坂口健太郎は2010年、モデルとして活動を開始した。人気者の登竜門・MEN’S NON-NOの専属モデルとして活躍し2014年に俳優デビュー。翌年「とと姉ちゃん」のヒロインの相手役に大抜擢された。連ドラ初主演作「シグナル 長期未解決事件捜査班」は今年(2021年)映画化もされた。

坂口が演じる役にクールで知的な役が多いのは、自身の趣味である読書好きキャラが個性のひとつになっていたからか。一方で学生時代はバレー部で活躍していた面もある。

モニターやスクリーン越しに見るとひょろりとして見えるが、取材で本人を見るといい感じに筋肉がついて、画面越しより大きく見える(実際身長183センチなので大きい)。

ぎゅんと全身を伸ばして跳躍し腕をぶんっと振って威力あるスパイクを打ち込んでくれそうな、鍛えた背筋や肩甲骨まわりの筋肉をうまいこと服で隠して華奢に見えるようにしているところを見ると、いい意味で化けるのが巧いのだろう。

バレー選手特有のやや前かがみ気味な姿勢(相手の攻撃を前かがみ姿勢で待機している)は勉強家の役にも合っている。

探究心旺盛な雰囲気の役がぴったりで、舞台でチェーホフの「かもめ」のトレープレフを演じたときも、ハムレットのように悩む若き小説家の姿が実に似合っていた。

言葉の意味がよくわかるしゃべり方だが、声がソフトで何を話してもきつ過ぎないところもいい。「おかえりモネ」第24回の「9月うまれでしょ」という言い方などもちょっと甘さがあってきゅんとさせる。

百音の恋の相手候補としては、幼なじみの亮(永瀬廉)との線もありそうでなさそうで気になるけれど、第5週の勉強シーンを見る限りは菅波との相性も良さそう。まだドラマははじまったばかり。百音と菅波の関係をじっくり楽しみたい。