そんな謝憐と三郎のコンビの魅力に対して福山は、「三郎に対して『何かしら隠しているっぽいな』って思うじゃないですか?隠しているんですよ、何かしらを。それを、隠す気があるのかないのか、絶妙な情報の出し方をするんですけれど、それに対しての謝憐の反応が面白いですね」と、2人の関係性とともに見どころを明かした。
続けて、「三郎は言いたいことも言う、情報を能動的に小出しにしたり、行動も謝憐のことを思ってするので、受け身じゃないんですよね。でも、謝憐は全部受けてから行動するので、そこのラインが相当難しいだろうな…って、僕はにこにこしながら、三郎でよかったなって思って演じましたね(笑)」と、会場を笑いに包んだ。
また神谷は、「僕は元々、バランスを取るということに関しては不得意ではないので、周りを引き立てることによって、自分のキャラクターの良さが出てくるみたいな役の方が、やっていて気持ちがいいんですよね。謝憐はわりとそういうタイプなので、物事に対して能動的に関わっていくというポジションではあるんです。たださっきお伝えしたように、800年分の蓄積がある以上『それ、実は僕なんだけど…』という思いがありながらも、ばかなフリをして『それなに?』って、お茶を濁すみたいなシーンがけっこうあって…、その辺のニュアンスがちょっと難しい、今までにはない感じだったなって思いますね」と、告白。
さらに、「謝憐は神官だけど人間の延長線上で800年生きているので、感覚が人間と全然違うのかといったら、それはまたちょっと違う話だと思うんです。けれども、地上に降りてきて、どうやったらみんなの信頼を得ることができるのかな?ってなった時に一人よりは誰か協力者がいてくれた方がいいし、その協力者が気の合う誰かだったらよりいいわけじゃないですか。謝憐的には、三郎と一緒にいるとストレスがないし、とても気が合うから、そばにいてくれていろいろと手伝ってくれるのはありがたいなというようなニュアンスだと思うんですよね」と思いを伝えると、福山は「すっごい便利なんですよ、三郎は(笑)」と、共感した。
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