ロバート・秋山竜次扮(ふん)する最先端のクリエイターにインタビューする「クリエイターズ・ファイル」。今回は、日本唯一の七つ星ホテル「カンペリーザホテル」で、お客様のどんな要望にもNOとは言わない“伝説のホテルマン”と呼ばれるエグゼクティブ・コンシェルジュ、折尾豊氏(53歳)。いつでも冷静沈着で誠実な対応を目当てに、国内外から宿泊の予約が後を絶たないと言われる折尾氏と、「カンペリーザホテル」の接客とはどんなものなのか。世界で初めて折尾氏の取材を許された取材班が、究極のホスピタリティーを追い掛けた。
――いろいろなお客様から多種多様な要望があるにもかかわらず、冷静に対処される折尾さんに驚かされました。
とんでもございません。お客様のご要望にお応えし、ここカンペリーザホテルにいらした時よりほんの少しでも笑顔のベクトルを増した状態でお帰りいただきたい、その一心でございます。そのためにカンペリーザホテルのスタッフ一同、誠心誠意+行動、いわゆる誠心誠意誠動でバックアップさせていただいております。
――カンペリーザホテルではどんなことを大切にしていらっしゃるのですか。
地域との密着・共存ということも大切にしております。単体でホテルというものだけが存在していても意味がない。地域との共存性がないと、ホテルだけが浮いてしまう。食べ物だったり、窓から見える景色だったり雰囲気だったり、その地域とバトンでつながっているものをホテルとして消化していかないと、それはホテルとは言えない、そのように考えております。
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