――すでにアフレコはスタートしていますが、こうしたご時世だけに、なかなか全員で集まって収録ができず、苦労もあるかと思います。
そうですね。基本的には、拓馬の仲間である山岸獏(CV.寸石和弘)とカムイ・ショウ(CV.向野存麿)の3人だけでブースに入って掛け合いをしています。3人ともそれぞれのゲッターロボを操るキャラクターなので、みんなで声を張り上げてますね(笑)。というよりも、言葉の圧を出していかないと、会話自体が成立しづらい。それほど言葉に力が必要な作品なので、みんなそこを強く意識しながら演じているんです。
――そんなに声を張り上げて、喉は大丈夫なんですか?
事務所に「次の日の仕事は手加減してください」とお願いしています(笑)。それは冗談ですが、「ゲッターロボ アーク」だけじゃなく、どの現場、どんな作品でも、僕は抑えて演じるということができないんです。常にすべてを出し切るように臨むので、特にこの現場では「頼むから持ってくれよ、俺の身体…!」と思ってますね(笑)。
――喉を壊さないように気をつけていらっしゃることはあるんでしょうか?
収録中はお水を飲んでいればたいていは大丈夫だと思っているので、まめに水分を摂るようにするぐらいです。それと収録のあった日はまっすぐ家に帰って、早く寝る(笑)。あとは、基本的なケアを心がけつつ、自分を信じるだけです!
――では、今作の魅力についてもうかがいます。最初に台本を読んだ印象はいかがでしたか?
永井豪さん、石川賢さんが紡いできた原作をしっかりと踏襲しつつ、アニメーションならではのエピソードも盛り込まれていたので、楽しく読むことができました。きっと、シリーズをずっと追いかけてきた方にとっては、より深く作品の世界に入ることができるのではないかと思います。もちろん、初めて作品に触れる方でも問題なく楽しめる内容になっているので、間口の広い作品だなとも感じました。
それと…これはあまり詳しく言えないのですが、“お〜!”っと驚く展開もあります。すみません、今はこれで勘弁してもらって、放送を楽しみにしていてください!(笑)
――期待が高まります! ちなみに、このシリーズが最初にアニメ化されたとき、内田さんはリアルタイムでご覧にはなっていませんよね? 最初の出会いはいつ頃になるのでしょう?
僕にとって「ゲッターロボ」といえば、ゲームの「スパロボ」(「スーパーロボット大戦」)の中に出てくるスゲェ強いやつという印象でした(笑)。ですから、今回初めて過去の作品を拝見したり、シナリオを読むことで、改めてその魅力に触れることができました。
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