浅野いにお原作の映画「うみべの女の子」が、8月20日(金)から公開される。物語の主人公は、中学2年生の佐藤小梅と磯辺恵介。夏でも賑わうことのない海辺の小さな街に住んでいる二人は、小梅があこがれの先輩に遊ばれたことをきっかけに肉体関係を持つ。それ以降、小梅は先輩にあこがれたまま、自分に好意を持つ磯辺と体の関係を重ねていくのだった。
磯辺との秘密の関係を続ける小梅を演じるのは、2017年にデビューして以来、「猿楽町で会いましょう」など主演映画が続く、石川瑠華。一方、磯辺はドラマ「きれいのくに」(2021年、NHK総合)や、ジョニー・デップ主演映画「MINAMATA-ミナマタ-」など、衝撃作への出演が続く、青木柚。“磯辺を演じるのが青木くんだったから愛することができた”と語る石川に、「うみべの女の子」について話を聞いた。
――石川さんも磯辺を演じる青木さんも、浅野いにおさんの漫画から出てきたような再現度ですごいなと思いました。
あ、うれしいです! 映画は、いい意味で(漫画より)より生々しくなっていると思います。
――この映画には自らオーディションを受けて、臨んだそうですね。
最初は、マネージャーさんから“オーディションがあるけど、中学生の役”だと聞いて、無理だなと思いました。以前、本当の中学生が演じることができないので大人が演じている原作ありきの映画を見た時に、リアルじゃないなと感じて嫌悪感を抱いたことがあったので、自分は同じことをしたくないと思ったんです。
だから、私は無理だと思いますと伝えたら、“原作はこれなんだけど”と漫画を渡されたんです。浅野いにおさんは知ってましたけど、「うみべの女の子」は初めてで、読んでみたら、小梅ちゃんに惹かれてしまい、“私がやりたい!”と強く思ったので、オーディションを受けることにしました。
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