社宅住まいの主婦・中山麻衣子(門脇)は、夫の仕事の都合で広島から上京してきたばかり。東京での新生活に胸を弾ませながら、家事をこなす毎日だった。しかし、仕事が多忙な夫は毎晩帰りが遅くせっかく作った夕食も食べてもらえない日々。
そんな時、隣室に住む夫の上司・二葉(森山)とベランダの壁一枚を隔てて会話をしたことで仲良くなる。優しく聞き上手な二葉に、麻衣子は次第に心を許していくが、二葉には一人抱える後悔と秘密があった。
そして、麻衣子が初めて知ることになる夫のうそ。麻衣子がこれまで“信じてきたもの”や“普通”が崩れ落ちていく。不倫は決して許されない不貞行為。これは不倫じゃない、と言い聞かせながらも相手の心に触れ合うにつれ、麻衣子と二葉は引かれ合っていく。
“緊急時には、この壁を突きやぶって隣りへお逃げ下さい”と書かれたベランダの非常壁がある時は理性を保つ防御壁となり、ある時は突き破ってしまいたい障害になっていく。
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