西島秀俊は、1993年、愛と青春の群像劇・ドラマ「あすなろ白書」(フジテレビ)で注目され人気俳優となった。1994年、「居酒屋ゆうれい」で初映画出演。大衆的なエンタメ作品から作家性の高い映画作品まで幅広く出演、2011年アミール・ナデリ監督作「CUT」では海外の映画賞を受賞し、実力を確たるものにする。
昨今のヒット作は、「おかえりモネ」で百音の父・耕治役を務めている内野聖陽が演じる美容師との同居生活を描く「きのう、何食べた?」(テレビ東京)通称“何食べ”で、劇場版も11月3日(水)に公開予定。同作の脚本は「おかえりモネ」と同じく安達奈緒子だ。
現在は、主演ドラマ「シェフは名探偵」(テレビ東京)で名シェフを好演中。一時期、「MOZU」シリーズや「奥様は、取り扱い注意」などで公安のイメージが強かったが、最近は料理上手のイメージに。
体幹の整った姿勢の良い身体が扱う武器や調理器具はその機能美を存分に発揮して見える。でも本人は「圧倒的に強いよりも、ぼろぼろになりながらも勝つようなアクションが好みなんです。だからあえてやられている箇所を作りたくなってしまうんですよね(笑)」と劇場版「奥様は取り扱い注意」の取材(「クロワッサン」2021年3月10日号より)では語っていた。
やっぱりすぱっと一撃で刺すかっこいいアクションより、ぼろぼろになりながら戦い続けることもじわじわの美学である。
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