<ナイト・ドクター>岡崎紗絵、“強めな役”と自身とのギャップに「普段から先輩にも噛み付くと思われていたらどうしよう(笑)」

「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)で高岡幸保を演じている岡崎紗絵撮影=玉井美世子

自分自身は冷静さがもうちょっとほしいです(笑)

――ところで、岡崎さんはこれまで鑑識や科捜研の研究員、研修医、そして今回の医者とリケジョ(理系女子)を演じられることが多いですよね?

そうなんですよね。振り返ると理系というだけでなく、“できる人”の役が多くて。ハキハキしていて、物おじせずに先輩にもガッと言えるような、竹を割った性格の人が多いです。
私って、そう見えるのでしょうかね? 実際はそこまでハキハキしてないですし、ズバッと物を言うこともないので、そう見えているのかと思うとザワザワします(笑)。先輩にも噛み付くと思われていたら、どうしよう(笑)。

――お話していると、とても噛み付くとは感じません(笑)。

役はハキハキしていて、計算高くて冷静なことが多いですけど、自分自身は全くそんなことがなくて、もっとしっかりしたいというか、冷静さがもうちょっとほしいです(笑)。
“緊張しい”ですし、テンパることもあるので、演じている役にあこがれを抱くことが多いです。特に、幸保のような強い女性やハキハキと物事を伝えられる女性はいいなと思います。

――今回のドラマは治療の所作は手数が多いので、余計に混乱してしまうのでは?

そうなんです。もう本当に大変なんです! でも、この「ナイト・ドクター」の撮影現場では、幸保はしっかりしてるけど、本人は違うんだねということが、もうすでにバレているんです(笑)。なので、もうちょっとしっかりしたいです(苦笑)。

――4月から、コントバラエティー「新しいカギ」(フジテレビ系)にも出演されていて、コントに挑戦したりもしているので、求められる役の幅が広がっていきそうですね。やってみたい役どころなどありますか?

広がったらいいですね〜。以前、コメディードラマ「猪又進と8人の喪女〜私の初めてもらってください〜」(2019年関西テレビほか)で演じたヒロインも無茶苦茶でしたけど、仕事のできる作家役でしたし…。ポンコツさんの役をやったことがないので、今後は“ポンコツ役”もやってみたいです!

取材・文=及川静