広末涼子&森山未來の結婚奮闘記を放送

2017/03/18 15:02 配信

ドラマ

「ドラマW 稲垣家の喪主」に出演する広末涼子と森山未來(C)WOWOW

3月18日(土)夜10時より、WOWOWプライムにて「ドラマW 稲垣家の喪主」が放送される。子役の金成祐里を主演に起用し、広末涼子森山未來が脇を固める。極度のあがり症の男の子・宙太(金成)が、将来待ち受けるであろう“喪主の挨拶”を回避するため、独身の親戚たち(広末、森山)を結婚させようと奮闘するホームコメディーだ。

本作の脚本を務めたのは小山ゴロ。第9回WOWOWシナリオ大賞に応募された作品で、受賞をきっかけに映像化された。

このWOWOWシナリオ大賞というのは、「脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に貢献すること」をコンセプトに掲げたコンクール。他のテレビ局が主催するものと比べ、募集要項に「プロ・アマ問わず」と書かれていることが珍しい。

例えばフジテレビ主催のフジテレビヤングシナリオ大賞は、「自称35歳以下」が応募者の条件。「自称」なので36歳以上でも応募可能であるし実際に受賞した例もあるが、あくまで「プロの卵」を発掘しようという色が強い。「テレビ朝日新人シナリオ大賞」も、その名の通り「新人」の発掘を目的としている。

そうした背景があるからか、WOWOWシナリオ大賞で選ばれる作品は手堅い印象のものが多い。第7回の同賞を受賞し、2015年に映像化された栄弥生の「十月十日の進化論」は、平成27年日本民間放送連盟賞のテレビドラマ部門と、東京テレビドラマアウォード2015単発ドラマ部門でともに優秀賞に輝くなど、コンクール応募作ながら年間を通しての良作と評価される快挙を果たしている。

そんな中、3月10日には第10回WOWOWシナリオ大賞の授賞式が行われ、大賞に舘澤史岳氏の「食い逃げキラー」が選ばれた。今回は映画監督の崔洋一を筆頭に、「遺留捜査」(テレビ朝日系)などの脚本家・大石哲也、現在放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK総合ほか)を書いている渡辺千穂、映画評論家・野村正昭が選考委員を務めている。

食い逃げをきっかけに走る才能を開花させた男の話で、舘澤氏は3年がかりで書き上げたという。舘澤氏には賞金500万円が贈られ、2017年度内に映像化されるという。