豊田ルナ、“特撮”作品の現場で新たな発見「こんなに擬音が飛び交っている現場は初めてです」<Interview>

豊田ルナがインタビューに応じた 撮影:永田正雄

――「ウルトラマン」の新シリーズに出演することが決まった時の感想は?

もう、うれしいのひと言に尽きます! まさか、私がヒロインに選ばれるとは思っていませんでした。しかも、ウルトラマン誕生55周年、ウルトラマンティガ誕生25周年という節目の作品に携わることができて本当に光栄です。

――ご自身が演じているユナは、どんなキャラクターですか?

普段は明るくて天真らんまんな高校生。でも、<GUTS-SELECT>の一員として活動する時は人一倍責任感が強い。2つの面を併せ持っている女の子です。

――その“2つの面”を表現するために工夫していることは?

高校生の時は、笑顔を意識しながら常に明るい感じ。隊員として戦闘に向かう時は「地球を守るぞ!」という信念を強く持っているので、目ヂカラの強さをうまく表現できたらいいなと思っています。

――黒・白・赤が入った<GUTS-SELECT>の隊員服はかっこいいですね!

私の体のサイズに合わせて作っていただいたので、すごく着心地がいいんです。撮影がある朝にこの隊員服を着ると「今日も頑張るぞ!」って気合が入ります。

――アクションシーンでも動きやすい?

革で作られているんですけど、上下とも全く気にならないくらい柔らかくて。銃などの装具などを着けていても手足を自由に動かすことができます。

――アクションの練習もしたんですか?

坂本浩一監督から直接教えていただきました。初めての挑戦だったんですけど、苦手意識を持つことなく楽しくできていると思います。

――特撮作品の撮影現場の印象は?

毎日、新しい発見が多いです。ウルトラマンと怪獣が目の前にいることを想像しながらの芝居はすごく新鮮! 坂本監督がシーンごとに細かく説明してくださるので、その映像を頭の中でイメージしながら演じています。

それと「GUTSスパークレンス」という銃にキーを装填して撃つシーンがあるんですけど、普段の生活の中でそんな経験をすることなんてないじゃないですか(笑)。あの銃を持つと隊員になったんだなという実感が湧いてきます。撃つ時の一連の動きもカメラワークなどで、ものすごくかっこよく映っているんです。

――銃を撃つ時のポーズなども研究したんですか?

最初、スタッフの方に「構えてみて」って言われてやってみたら笑いが起きたんです。何か、すごく弱そうな感じだったみたい(笑)。そこから、いろいろアドバイスを頂いたり、<GUTS-SELECT>の隊長・タツミ役の高木(勝也)さんからかっこいい構え方を教わって、自分なりにたくさん練習をしました。笑われた頃と比べたら、少しはかっこよくなったのかなって思います。