主演の柳楽は、冒頭「本日は、このようにお客様がたくさん入ったうえで舞台挨拶をできて大変うれしく思っております。ありがとうございます」とあいさつ。
続けて、有村は「2年前に撮影をして、ドラマの放送も経て、本日無事に完成披露会を迎えることができてとても幸せに思います。この2年の間にも本当にいろいろなことが起きて環境も変わってきましたが、改めてこの作品を皆さんに見ていただいて今一度ご自身の考え方を見直すきっかけになればいいなと思います」と胸の内を語った。
構想に10年の年月をかけたという黒崎監督は、キャスト陣に向けて「『絶対にこれを実現させようよ』と背中を押してくれたメンバーでもあります。僕にとっては、大事な大事な一緒に作った仲間であり、この映画にとっての恩人でもあります」と力強くアピール。
続いて、「脚本を読んでの感想、出ようと思ったきっかけは?」との問いに、柳楽は、「まず、脚本を読み終わった後に、『素晴らしいな、絶対参加したい』と思いました。ただ、実際に研究を重ねていたという事実を知らなかったですし、日米の合作映画になるということで、日本のお客様にどう見られるんだろう、アメリカのお客様にどう見られるんだろうというのがちょっと怖くもあって、簡単にやりたいですというより、覚悟をして参加させてもらいました」と答えた。
さらに、「本当に貴重な時間になりましたし、勉強にもなりましたし、僕自身知らないことがたくさんあったんだなと思いました。僕とか、架純ちゃんとか春馬くんとか、30歳前後の俳優がこういうしっかりとしたテーマの作品に参加して、伝えていくことは意味があることだなと思えるので、本当に最高な時間でした」と振り返った。
有村は「脚本を読んだときに、恥ずかしながらその事実があったことを知らなくて衝撃を受けて、この話を世の中に送り出した時にどうなるんだろうという怖さもあり、責任、覚悟が必要になってくるかなと思いました。」と葛藤があったことを明かし、「黒崎さんが10数年かけて練られたこの企画という事で、すごく熱量を感じました。私は『ひよっこ』で黒崎さんと1年以上過ごさせていただいて、とても信頼している監督でもあったので、ぜひ一緒に挑戦させてくださいということでお話を受けました」と、出演に至った経緯を明かした。
國村は「黒崎監督とは昔からの関係でございまして、よく知っていて、その黒崎さんが『一緒にやろう』とおっしゃてくれたんです。(脚本を)読ませてもらったら『こんなことやるんだ』と。この話は非常にスケールが大きいけれど、歴史的にもすごく大事なことが含まれているなと思いながら脚本を読ませてもらいました」と語った。
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