小出恵介、『酒癖50』で4年ぶりのドラマ復帰!脚本の鈴木おさむ「小出君じゃなければ作れない物語」

2021/07/08 08:00 配信

ドラマ

小出恵介主演「酒癖50」7月15日(木)夜10:00、ABEMAでスタート(C)AbemaTV,Inc.

お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇を描くABEMAオリジナルドラマ「酒癖50(フィフティ)」が7月15日(木)夜10:00にスタート(ABEMA SPECIALチャンネル、全6話)。主演は、4年ぶりのドラマ復帰となる小出恵介が務めることが発表された。新進気鋭の小林勇貴監督、脚本の鈴木おさむ、そして各話の主人公“酒癖モンスター”を演じる浅香航大前野朋哉犬飼貴丈村上純しずる)からコメントが届いた。

酒癖50」は、“Hate Alcohol Firm”に務める謎多き主人公・酒野聖(小出)が、とある企業からの依頼を受け、“酒癖の悪い50人”の社員を集めて過度な飲酒の恐ろしさを理解してもらうためのプログラムを開講するというもの。しかし、懲りることなくお酒を大量に飲み続る彼らには、衝撃の結末が。さらに、謎に包まれた酒野の過去も明らかになっていく。

本作の監督は、ドラマ「スカム」(TBS系)にてギャラクシー賞を受賞したほか、映画「全員死刑」を手掛けるなど、人間の本性を映し出す生々しい描写が注目を集める、新進気鋭の小林勇貴監督。脚本は、「M 愛すべき人がいて」「奪い愛、夏」など、ヒット作品を次々に生み出す鈴木おさむが務める。小林監督と鈴木おさむは初タッグとなる。

小出恵介(酒野聖役)コメント

小出恵介(酒野聖役)(C)AbemaTV,Inc.


――出演オファーを受けた時の心境
NYでコツコツと演技の修練を重ねること2年半、演技に対する情熱がヒタヒタと高まってきた僕のもとへ、今回のお話が訪れて参りました。お話を頂いた時は、率直に再び表現の場を頂けたことが何より感謝の気持ちでいっぱいでした。しかも主演というお話で、ビザの面接ですら緊張で噛み噛みになっていた自分には到底荷が重いのではないかと逡巡しておりましたが、東京とNYを繋いだリモート会議の中で制作チームの皆様から激励を受け、逃げずに挑戦せねばと思い、気持ちを奮い立たせました。

――撮影を全て終えた感想
タイトルから、攻める作品になるだろうとは思っていましたが、台本を読んで、「このシーン、実際に撮れるだろうか?」と思うほど、さらに想像を超えた攻めの作品だなと非常に衝撃を受けました。実際の撮影現場では、どこかで表現にブレーキをかけるのかと思っていましたが、逆にアクセルを踏んでいました。また、気鋭の総合監督さんはじめスタッフの方々と話し合い、作品を作り上げていくことに幸せを感じながら、自分自身は撮影を重ねながらドキドキ・ワクワクしながら全力で臨みました。

――4年ぶりのドラマ復帰について意気込み
4年ぶりのドラマ復帰ということで、忘れている感覚もあるだろうなと思っていましたが、その中でも自分が努力しないと絶対パフォーマンスに出ると思っていたので、しっかり準備して臨みました。4年という時間がハードルに感じたこともありましたが、今回は挑戦という気持ちですべてをさらけ出す気概で挑みました。演じてはいますが、インスパイアされるものから逃げず、ブレーキをかけない。ダメになる演技はとことんダメになり、調子に乗るときはとことん調子に乗るといったような、今までにない表現に果敢に挑戦しました。

――本作品への印象ついて
お酒を題材にしたテーマではありますが、人間の弱さや愚かさをシャープにあぶり出している作品だなと痛感しています。人間の負の部分にスポット当てるのは難しいところもありますが、本作では、そこにしっかり向き合って丁寧に描いています。普段お酒を飲む・飲まないに関係なく、誰しもが身につまされる、ずしんと心に来る、深く考えさせられる骨太の作品になっています。
また、テーマとしても自分をインスパイアするものもあり、受け入れて向き合うことで、より大きな意味で挑戦・成長したいという覚悟を持って臨みました。人生、生きていて、綺麗ごとだけじゃない。自分の体を通して学んだし、経験したからこそ、本作を通して表現に昇華できる機会をもらえたのは大変有難かったです。

――視聴者のみなさまへメッセージ
作品の内容は、大いなる運命に翻弄される企業で働く人々の弱さや醜さを描いたお話で、身につまされるようなドキっとするエピソードが満載です。
テーマ・エピソードも含めて非常に攻めているエンターテインメントなので、ありきたりのエンターテインメントに飽きていたり、それ以上を求めている気持ちがある人にはとてもぴったりな痛快な作品です。ぜひご視聴ください。