3月29日(水)に東山紀之主演で放送される「ドラマ特別企画 松本清張『花実のない森』」(夜9:00-11:08テレビ東京系)の試写会・取材会が行われ、東山と中山美穂が登壇した。
本作は、松本清張のサスペンスミステリーを原作に、今回初めてドラマ化された作品。先の読めない推理展開で、美しく切ない男女の愛の物語を描く。
東山は本作について、「清張作品は人間の奥深いところをえぐっていく作品が多いので、やっぱりある年齢を経てからこの役に巡り合って良かったなと思います。自分の過去と照らし合わせながら見ていただくと、より共感していただけるのではないかなと思います」と訴えた。
初共演の中山については、「僕らはデビューは一緒なんですけれど、31年目にして初めて共演させていただき、そういうことも含めて記念碑的な作品になるんじゃないかなと思います。
僕が演じた梅木という役は、中山さん演じるみゆきに一目ぼれをするのですが、僕がデビューして30数年前に、夜のヒットスタジオで中山美穂さんを見た時に、『なんて美しい人がこの世にいるんだろう』と感じたことを思い出して、すぐ役にも入れました」と当時を振り返った。
中山は東山の印象について、「撮影初日に、本当に変わらないなと驚いて、東山さんご本人に『変わらないですね』と言ってしまいました。デビューが一緒ということで、お互いこれまでの歴史というものも作品の中に織り込まれていくのかなと思います」と、共演を楽しんだ様子。
初共演にして激しいラブシーンを演じた二人。そのときの撮影を聞かれた東山は「僕はデビューは12月12日なんですけれど、ちょうどその日に中山さんとのキスシーンがあったので、ご褒美をいただいたなと思いました。わくわくしながら演じさせていただきました」と告白。それを受けて中山は「結構東山さんは体当たりなタイプなんだなと思いました」と劇中の絡みを評し、会場を沸かせた。
また東山は「クリスマスイブにベッドシーンの撮影だったので、それもご褒美を頂いた感じでした。中山さんは僕の人生で非常に大事な人になりました。いろいろなご褒美を頂いて、大変な撮影も乗りきれました」と答えて、記念日と奇跡が重なった撮影を回想した。
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