涙ながらに謝罪する松坂桃李を罵倒する古田新太、狂気の父親が周りの人々を追い詰める!映画「空白」

2021/07/13 07:00 配信

映画

添田充(古田新太)、青柳直人(松坂桃李)を追い詰める (C)2021『空白』製作委員会

主演を古田新太が、共演を松坂桃李が務める映画「空白」が2021年9月23日(木・祝)に公開。この度、公開に先立ち、予告映像が解禁した。
本作は、第43回日本アカデミー賞三冠を獲得した「新聞記者」(2019年)、現実の祖父母殺人事件にインスパイアされた「MOTHER マザー」(2020年)、その他、「ヤクザと家族」(2021年)など、意欲的・挑戦的なテーマの作品を次々と生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画を担当、「ヒメアノ〜ル」(2016年)、「愛しのアイリーン」(2018年)、「BLUE/ブルー」(2021年)など衝撃とともにその才能を見せつけた吉田恵輔(※吉田恵輔の「吉」は土が正当)とタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出すオリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス映画。


物語は、中学生の万引き未遂から始まる。中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまった。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。

観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充を、劇団☆新感線の看板役者・古田新太が7年ぶりの主演で演じる。さらに土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳直人を、「新聞記者」でアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた松坂桃李が演じる。

解禁された映像では

この度解禁された本予告映像は、冒頭、添田(古田)が夕食中、娘の花音(伊東蒼)に「はっきり喋れ」とぶっきらぼうに言い放つ。続いて「始まりは娘の万引き未遂だった」というナレーションの中、花音は青柳(松坂桃李)に追いかけられ事故に遭ってしまう。「俺は娘が万引きしたなんて思ってねぇんだよ、花音に何したんだよ、お前」と青柳に詰め寄る添田。「本当に、すいませんでした」と声を震わせながら土下座で謝罪する青柳。轢いた運転手、加害者の母(片岡礼子)、前に進む前妻(田畑智子)、弟子の漁師(藤原季節)、娘の元教師(趣里)、正義感の店員(寺島しのぶ)など、父の狂気が周りの人たちを追い詰めていく。
そんな添田は前妻の翔子に「あの子の何知ってるの?あの子の盗んだっていうマニキュア何色か知ってる?」と問われ、「だから、盗んでねぇし、そんなのつけてるの見たことねぇよ」と答える。それに対し翔子は「透明だったって」と告げ元妻でさえ添田の思いを組み切れずにいる。「人は人を憎み、人は人に寄り添って生きて行く」というナレーション、ラストでは添田の目に涙がうっすらと光る、といった内容になっている。

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