エグみ、闇深さ共にテキーラ級! 小出恵介復帰作「酒癖50」の濃さに酔う

2021/07/15 12:00 配信

ドラマ レビュー

酒野聖(小出恵介)と青田(浅香航大)  「酒癖50」第1話より(C)AbemaTV,Inc.

お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇を描くABEMAオリジナルドラマ「酒癖50(フィフティ)」(毎週木曜夜10:00、ABEMA SPECIALチャンネル)が、7月15日(木)より放送・配信される。主演は、約4年ぶりにドラマ復帰を果たす小出恵介。「M 愛すべき人がいて」「奪い愛、夏」(共に2020年、テレビ朝日系)などの鈴木おさむが脚本を務める注目ドラマとあって、ザテレビジョンでは第1話を事前に視聴。オリジナルレビューで番組の魅力を紹介していく。


これは“衝撃”といえるドラマ


「酒は飲んでも、飲まれるな」。20歳を超えて、アルコール飲料が飲める年代の方は、何度、この言葉を見聞きしてきたことだろう。お酒を飲んだ経験が一度でもあれば、お酒の失敗は誰にでも起こり得ることだ。ところが、その失敗を繰り返して、周りに迷惑をかけてしまう人たちがいる。「あの人って酒癖が悪いのよ」とウワサされたらもう、周囲からの信用度はワンランク下がってしまうから恐ろしい。

酒癖50(フィフティ)」は、お酒に“飲まれてしまった”人々を描くドラマ。Hate Alcohol Firmに務める酒野聖(さけのせい/小出恵介)は、とある企業の社長から“Hate Alcoholプログラム”の依頼を受ける。それは、お酒の力を借りて一気飲みの強要、酒乱、無礼講などを行う“酒癖の悪い50人”の社員を集め、彼らに過度な飲酒の恐ろしさを理解してもらうというプログラム。しかし、酒癖の悪い参加者は、プログラム受講後も懲りることなくお酒を大量に飲み続ける…。衝撃の結末に背筋が凍る作品である。

衝撃の結末だ、と言ってしまったらつまらないではないか、と思った方も心して見てほしい。鈴木おさむも「今回のドラマはABEMA以外では絶対に作ることの出来ないドラマだと思っています。全6話。日本の連続ドラマではあまり見たことない、とんでもないバッドエンドの話が続きます」とコメントしているが、それはそれはエグい内容で、怖かった。

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