新世代女性ボーカルグループ「&」、目標に武道館を掲げて宣言『“目指せ”じゃなくて“立ちます!”なので』<Interview>

2021/07/21 12:00 配信

音楽 インタビュー

デビューシングル「#tokyo」をデジタルリリースした&の4人

7月21日に新世代女性ボーカルグループ・&(アンド)がデビューシングル「#tokyo(ハッシュタグトウキョウ)」をデジタルリリース。&は野島樺乃モラレスきあら栗本優音山崎カノンから成る4人組で、6月末にSKE48を卒業した野島をはじめ、それぞれがシンガーやダンサー、モデルとしてキャリアを重ねてきた。

そんな4人が&を結成してからのレッスンの日々や、デビューシングルの「#tokyo」について、また4人が“東京”に抱くイメージなどについて話を聞いた。

4人でのレッスンは1年以上前から始動


――まずは皆さん&の結成以前も芸能活動をしてきたということですので、それぞれどういうキャリアを歩んできたか教えていただけますでしょうか。

モラレス:私は小さい頃からラテンダンスをやっていて、小学生の頃にはラテンだけではなくジャズやヒップホップもやっていました。親に勧められたオーディションがきっかけで芸能界に入って、ボーカルを習い始めたり、エイベックスに所属させていただいたりしたのが中学校2年生で、それから歌のステージに出させていただいたり、Abemaの「今日、好きになりました。」に出演させていただいたりしました。

野島:私は約6年間在籍したSKE48を今年の6月で卒業して、7月からは&で活動させていただきます。SKE48の時とは自分の中でのお仕事に対しての感覚ややり方というのが結構違っていて、アイドルはかわいく見せること重視ですけど、アーティストはいかに自分のベストを、実力をどうカッコ良くステージで出していくのかがすごく大事なことだと思うので、そこをSKE48からのファンの方々と一緒に、一歩ずつ歩んでいけたらいいなと思っています。

栗本:私は小学5年生から中学1年生の最初の頃まで、2年半ミュージカルに出演していました。それから「キラチャレ」というエイベックス主催のオーディションに出て、歌部門でグランプリを頂いて、1カ月くらいエイベックスで育成という契約でレッスンを重ねました。その時に担当の方から&のお話を頂いて、入らせていただくことになりました。

山崎:私はダンスボーカルユニットで活動するとともに、雑誌の『Ranzuki』の専属モデルをやらせていただいてました。卒業とともにオーディションを経て、&に入って活動しています。

――7月21日リリースの「#tokyo」がデビュー曲となりますが、4人でのレッスンは1年以上前から行っていると聞いています。初期からのレッスンの日々を思い返してみて、いかがでしょうか。

モラレス:ボーカルに関しては地元にいた時からも、エイベックスに所属してからもやっていたんですけど、まだまだ全然学ぶことばっかりで。歌に関する用語とか、知らなかった知識がたくさん出てきて、それが身に付いて成長したなって思いますし、ダンスは筋トレを本当にみんな叫びながらやってきました(笑)。

野島:6年間SKE48に在籍して、数々の大きなステージに立たせていただいたり、SKE48劇場で日々公演をやったりして、経験は結構積み重ねてきたと思うんですけど、それでもボイストレーニングの時に知らない言葉や技術が出てきたり、ダンスのトレーニングの時に「こんなに筋トレってキツいんだ」って思ったりしました。

基礎から学ぶことが多かったので、SKE48での6年間でそれができていなかったと思うと、6年間をもっと有効活用できたんじゃないかって思いもしたんですけど、それくらい&での活動はすごく吸収するものが多いです。

初めの頃は追いつくのに必死だったんですけど、レッスンを重ねていくうちにどんどん自分のものなっている感覚があって、「うまくなっているな」とか「できなかったことができるようになったな」とか、分かりやすく感じられるのでやりがいがあります。

栗本:私も&に入って本当に学ぶことが数えきれないくらいありました。元々ミュージカルをやっていたので、裏声で歌うことに慣れていて、地声で歌うことにはあまり慣れてなかったんですけど、ボイストレーニングを経て成長できたというか、みんなで頑張ってレッスンをして、自分でも感じられるくらい歌声が成長できてるなって思います。

山崎:レッスンを通していろんなことを吸収したり学んだりすることが多かったし、やっぱりメンバーみんなでレッスンをしているので、メンバーから学ぶこともすごく多くて。日々のレッスンですごく刺激をもらっているなと思います。

――皆さん新しく知ったことが多いということですが、初めて知った用語というのは例えば?

モラレス:“副鼻腔”とか“口腔内共鳴”とかですね。喉や鼻を使うにあたって、その辺りのちゃんとした名前を知ることが多かったですね。