デビュー曲「#tokyo」の歌詞に込められた意味
――合宿みたいなことはやったりしたんでしょうか?
野島: 1年前の6月に約1カ月、体形管理の調整をした時期があったんですけど、その時期に合宿というか、1週間強化レッスン期間というのが重なって。あの時は体力的にも精神的にもハードだったし、4人で活動するようになってからまだそんなに時間はたってない頃だったけど、一番苦しかった時期なのかなって思いますね。
モラレス:体形管理は今ももちろんやっているんですけど、その時はみんなで筋トレをやったり、ストイックにやっていましたね。
野島:どうしても糖分が欲しくなっちゃって2枚の小っちゃいパンケーキを4人で分け合って、それにも罪悪感を感じたり(笑)。それも今となってはいい思い出だなって思います。
山崎:今振り返ったら本当にハードだったなって思うんですけど、食べることがみんな大好きなので、食べ物の画像を見ながら「これおいしそう!」って言い合ったりもしましたね(笑)。つらいの中でも楽しさを共有してました。今は4人で食事に行ったりはできてないですけど、また行けたらいいなって思います。
栗本:みんなでギャーギャー言いながら筋トレをしたのも、みんなの仲が深まった1つの思い出だなって思います。今考えるとその時は本当に精神的にもつらかったし、筋肉痛もひどかったけど、みんなで「筋肉痛やばいんだけど」とかそういう会話をしてましたね。
――パンケーキだけじゃなくて筋肉痛もシェアして(笑)。
栗本:全員筋肉痛で、「筋肉痛やばっ」って言いながらボイトレを受けたりもしましたね(笑)。
――そんなレッスンを経てリリースするデビュー曲の「#tokyo」、どんな曲になっているのでしょうか。
モラレス:リーダーどうぞ(笑)。
野島:(笑)。「#tokyo」は「これはどういう状況を描いた歌詞なんだろう?」って不思議に思う歌詞も多いと思うんですけど、結構深い意味もあって。例えば、サビに出てくる“ロブスターフライ”は、“エビ”は土の中で眠っていて、出てきたときに大きく跳ね上がるということに掛けていて、4人が別々の道で経験を積んで自分の中に眠らせていた夢が、東京に出てきて&というステージで弾ける、全国に広がっていく、という意味が込められています。そういう隠し味があるのは面白いなって思いました。
――歌詞の話になりましたが、他の皆さんは印象的な歌詞などはありますか?
山崎:モラが歌っているラップの部分は“LINE”とか“渋谷スクランブル交差点”とか、同世代の人たちに響きやすい言葉があるので、同世代の方たちに聴いてほしいっていう意味では、共感してもらいやすいところなのかなって思います。
モラレス:歌を聴いてもらったら分かるんですけど、いろんな有名な都市の名前が出てくるんですよ。コロナ禍であまり出掛けたりできないけど、今はちょっとスマホを操作するだけで遠い場所でもそこに行った感じになれる。そういう意味も込められてます。
栗本:モラちゃんと一緒なんですけど、私のセリフに「いつでも繋がってるんだ世界中と」というのがあって。今はどこにも行けないけど、若い世代の人たちはSNSを使ってどこへでも行ける、そういうセリフになっています。