――小林さんは「仮面ライダー鎧武/ガイム」」(2013年テレビ朝日系)に出演したこともあって、ファミリー層の知名度が高いイメージがありますが、その時とは違う感触があるのでしょうか?
小林:「仮面ライダー」からは7年以上経っているので、今「仮面ライダー」の話をしてくれるのが、10代になった男の子とかなんですよね。今は新たな世代の子たちが応援してくれているんですけど、その子たちからすればもう生涯「シンカリオン」といえばこの曲だから、僕らも新たなヒーローになれたらいいなって思っています。
――話は変わりますが、10周年イヤーを迎えたということで、ボイメンというグループについても改めて教えてください。キャッチフレーズが“名古屋の町おこしお兄さん”ですが、一言でいうとどんなグループですか?
小林:いかにレモン(ザテレビジョン)が似合うグループになれるかはずっと意識しています。
辻本:ここ大事なところやから、いったん落ち着こうか?(笑)
水野:一言でいえば、(名古屋発祥の)台湾まぜそばみたいなグループですかね。食べたらめっちゃ味濃くて、もういいわってなるくらい重いんですよね。でも久しぶりに食べたいなって思えるような、クセになるグループです。
田村:できれば毎日食べたいって思われるようになりたいけれども(笑)。
本田:地元が名古屋なんで、そういう意味でも名古屋メシ感溢れるグループであれたらいいですよね。
――古い話になりますが、2017年に「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)に出演した時の芸人さん顔負けの輝き方が強烈に印象に残っていて。お客さんを楽しませよう、元気づけようというエンタメ精神は結成当時から変わらないポリシーみたいなものなのでしょうか?
辻本:みんな自分がどう見られるかよりも、とにかく目の前の人を楽しませたいと思ってそこに全力を尽くす、みたいなところがありますね。その結果が「めちゃイケ」みたいにいい方向に進むこともあれば、たまには失敗もするみたいな(苦笑)。
水野:僕らは結成当初の2~3年はお客さんがほぼ0という状況の中で活動してきたので、誰かに見てもらえることのありがたさを身に染みてわかっていて、その中で見てくれる人をいかに楽しませるかという部分へのこだわりが強いんです。そこはずっと変わらないところだなと思いますね。
取材・文=古知屋ジュン
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