坂東龍汰、月1カメラ連載をスタート!「写真は生きてきた証というか、日記みたいなもの」【連載:坂東龍汰の推しごとパパラッチ #1】

繊細な色が出るハーフカメラ撮影=山下隼


――このハーフカメラの良いところは?

繊細な色が出るんですよ。薄過ぎず、強過ぎず、どんなフィルムを入れても落ち着いた色味が出る。淡い、強調し過ぎない色が好きで、あったかさも出るので、きっと人を撮ることに結構使われてきたカメラなんじゃないかと思います。それから、ハーフカメラは一個のフィルムで2倍撮れるので、お得感もあって、よっしゃって感じがするんで(笑)。

「写真が撮れると人に見せて、その人の反応を見るのも好き」(坂東龍汰)撮影=山下隼


――写真を始めたきっかけは?

最初は修学旅行のためにOLYMPUSのコンパクトデジカメを買ったんです。そこから何か面白い写真を撮りたいと思って、海の中とか、湖とかで躍動感のある写真を撮り始めたんです。自分ですごいと思える写真が撮れると人に見せて、その人の反応を見るのも好きでした。

学校で唯一許されていたカメラ撮影=山下隼


――渋い中学生ですね。

そうなんですよ。その後、一眼レフをじいちゃんにもらってからは、周りの人と話が合わなくなってしまって(笑)。みんな、テレビやゲームの話をしているなか、“何ミリのレンズがほしい”とか、“このボディじゃ物足りない”というような話をして、“何言ってるの、こいつ?”みたいな顔をされたことを覚えています(笑)。でも、カメラへの情熱がまさっていたので、テレビも全然見ず。学校でケータイなどの電子機器類は禁止されていたんですけど、なぜかカメラだけは許されていたんです。カメラはWi-Fiを拾わないし、アートの才能を伸ばすためにいいからかな?

写真や油絵、映画などアート全般が好きな坂東撮影=山下隼


――中学校もシュタイナー教育の学校ですか?

そうです。ずーっとシュタイナーでした。その後、映像にも興味が行き、高校生で映画研究会に入って、デジタル一眼レフで映画を3本ぐらい撮って、映画甲子園に応募したりしてました。

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