<おかえりモネ>西島秀俊が“何食べ”コンビ内野聖陽との共演について語る!「『ケンジは細胞レベルで置いてきた』って言われちゃいました(笑)」

放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」で朝岡覚を演じる西島秀俊(C)NHK

清原果耶演じる百音(通称モネ)が、気象の世界に惹かれ、地元を飛び出し気象予報士として成長していく連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。

モネを気象の世界に導いてきた朝岡覚を演じている西島秀俊

「朝岡は単なる上司ではなく、どこか同じ目線で話す人。モネをはじめとした若い人たちを引っ張る力を持っている素晴らしいところもあるけど、学生時代のリベンジで若手をスポーツ気象に巻き込んだりするというどこか人間らしい部分も持っています。モネと同じように悩んだり失敗したり、ときには後輩たちから呆れられたり…。東京編ではそんな朝岡がいっぱい出てくると思います」

そんな人間らしい朝岡が語る言葉に涙している視聴者も多い。

「朝岡も心に傷を負っているので、人が傷を負っていることに対してすごく敏感に感じ取るんですね。そしてその傷に寄り添うことができる。東京編でも、モネを含めて後輩たちのいいところを見抜いて、それぞれが持っている思いや傷みたいなものを汲み取り伸ばしていきます。

そんな朝岡を作り出した安達(奈緒子)さんの脚本は本当に素晴らしいです。安達さんの描く世界は決して平和ではありません。ただ、そこにいる人たちは完全な悪意を持った人物ではなく、それぞれの善意を持って生きている。

上手くいかなかったり、すれ違ったり、ぶつかったりする中でコミュニケーションをとって前進し、その厳しい世界から自分たちの温かい世界を守り続けるというか…。そんな温かな脚本だと思います。そしてやはり言葉が優しいですよね。本当に繊細に書かれているので、不用意に変えるとつじつまが合わなくなってくる。現場でちょっと変えたら、このせりふが言えなくなって、そうすると実はこれがキモでこっちにつながっているし…みたいなことになってしまいます。

結構遠い先に、あるひと言が効いているみたいなことも多く…。先になって気づくこともたくさんあります。誰よりもていねいに深く脚本を書かれる方なので、二重に信頼を置いています」