帰省ができない今こそ見たい! 家族の繋がりで世界の危機に立ち向かう細田守の傑作「サマーウォーズ」がBS12でノーカット放送

2021/08/15 18:00 配信

映画

毎週日曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「日曜アニメ劇場」。8月15日(日)は、最新作「竜とそばかすの姫」が現在大ヒット中の細田守監督が手掛けた人気作「サマーウォーズ」をノーカットで放送する。

2009年公開の映画「サマーウォーズ」が、8月15日(日)夜7:00よりBS12にて放送(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS


2006年に公開された映画「時をかける少女」で、日本アカデミー賞をはじめ国内外で23もの賞に輝いた細田監督が手掛けた本作は、キャラクターデザインの貞本義行、脚本の奥寺佐渡子ら「時かけ」スタッフと再びチームを組んで生み出した、かつて例のない「大家族アクション映画」。

斬新なCG表現で描かれたデジタル仮想空間と、アニメーションならではの美しい風景描写の見事なコントラストのみならず、爽快なアクションと細やかな人物描写など映像の魅力も満載で、夏休み映画としては異例の超ロングランヒットとなった。

現在公開中の映画「竜とそばかすの姫」は、本作でも大きなテーマとなっていたインターネット世界を舞台とした物語。また、ヒロインが10代の女子高校生というのも「時をかける少女」以来であり、まさに細田作品の一つの集大成となっている。

それだけに、本作における仮想空間の描写などはまだ最新作を見れていない人こそチェックしておきたいポイント。また、帰省することすら憚られる今の世の中にあって、主人公・健二と陣内家の面々の奮闘には胸を熱くすること必至。長野ののどかな風景も含めて、自宅でゆっくり楽しもう。

映画「サマーウォーズ」あらすじ

映画のクライマックスで登場する健二(神木隆之介)の「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!」は、アニメ史に残る名言!(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS


ショッピングからゲーム、各種のコミュニケーション、そして行政手続きに至るまで、人々が生活の多くをインターネット上の仮想世界“OZ(オズ)”で行うようになった世界。

ある夏の日、友人の佐久間(横川貴大)と共にOZの保守のアルバイトをしていた高校生・健二(神木隆之介)は、あこがれの先輩・夏希(桜庭ななみ)から、一緒に彼女の田舎まで旅行をするという「バイト」に誘われる。

長野の夏希の実家・陣内家(じんのうちけ)は、戦国時代から続く名家で、曾祖母の栄ばあちゃん(富司純子)を筆頭に個性豊かな面々がそろったエネルギッシュな大家族。バイトの内容は、この家族たちの前で夏希のフィアンセ役を演じるというものだった。

夏希に話を合わせるよう指示された健二は、フィアンセとして栄や陣内家の人々から受け入れられる。だがその夜、健二の元に突然謎の数列だけが書かれた差出人不明のメールが届く。それを数学の問題だと考えた健二は導き出した答えを返信するが、翌朝OZの世界は大混乱に陥ってしまう。