松坂桃李、尾田栄一郎からのプレゼントに大喜び「今、玄関に飾ってあります」

2021/08/22 06:30 配信

映画 会見

映画「孤狼の血 LEVEL2」公開記念舞台あいさつに登場した松坂桃李

8月21日、松坂桃李が東京・丸の内TOEIで行われた映画「孤狼の血 LEVEL2」公開記念舞台あいさつに鈴木亮平西野七瀬音尾琢真中村梅雀小栗基裕白石和彌監督と共に登壇した。

同作は2018年に公開され、第42回日本アカデミー賞をはじめ、多くの映画賞を獲得した「孤狼の血」の続編。物語の舞台は、前作から3年後の広島。裏社会を治めていた伝説の刑事・大上(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一(松坂)。権力を用いて暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきた一人の“悪魔”によって事態は急転する。原作シリーズでは描かれていない完全オリジナルストーリーとなっている。

続編が始動すると決まった時の気持ちを聞かれた松坂は、「圧倒的“不安”でしたね」と回答。「前作が公開されてすぐぐらいに『続編やります』と東映さんから情報が出て、その時は『あ、やるんだ! そうなんですね』みたいな感じでした。でも、『あれ? 続編をやるってことは、僕が役所さんがやってた立ち位置でやるってことか?』と、ちょっとずつ積み重ねていくと、緊張感というか不安が高まってきて。前作の時は大上さん(役所)の背中にくっついて、おんぶに抱っこ状態だったので、今度は自分がそこに立つのかと思うと、足がガクガクしました」とその時の心境を振り返った。

役づくりについては、「作品の中で3年がたち、僕の中でも3年時間が空いた状態で『LEVEL2』に入ったんですけど、その3年の間に日岡に何があったのか、どういう気持ちで3年間過ごしてきたのか?というのをいろいろ考えました。『LEVEL2』の日岡は“狼に育てられた犬”みたいな感じで行こう!と、漠然と自分の中でイメージしながら台本を読ませていただいて、そこから構築して現場に入りました」と話す。

そして「撮影初日から思ったことは、僕が一人で大上さんの立ち位置でやる云々じゃなく、ここにいらっしゃるキャストの方を含めて、強力な方たちが日岡の前にバーッと嵐のように入ってくるので、そんなことも言ってられないというか。この嵐の中に巻き込まれていく中で、これだけ心強いキャスト、スタッフの方たちと一緒に前作を超えていくんだな、超えていけるんだなって思いました」とクランクインした時の気持ちも伝えた。