芦田愛菜が考える、“頑張れ”という言葉について「すべて理解しているわけではない自分が何て声をかけるべきか悩んでしまう」

2021/08/28 11:15 配信

映画 アニメ インタビュー

「『頑張れ』と声を掛けるのは少し戸惑ってしまう」

芦田愛菜撮影=伊藤惇/スタイリスト=浜松あゆみ/ヘア&メーク=久慈拓路/衣装協力=Jane Marple Dans Le Salon、セント・メアリ・ミード

――ユイにとってのひよりやキワさんのように、芦田さんにとっての“自分を受け止めてくれる人”や“自分にとっての特別な人”は?

まずは両親です。いつでも絶対的に私の味方でいてくれるし、一番に私のことを応援してくれるので、そういう存在がいるからこそ私も「もっと頑張ろう!」とか「もっといろんなことや新しいことにも挑戦してみよう!」という気持ちになります。あと友達にも支えられています。本当にありがたいことに私の友達は、私を一人の女子高校生、ただの一人の友達として、特別扱いしたりせずに接してくれるので、ありのままの自分を認めてもらえている気がして。両親にも友達にも、とても感謝しています。

――本作を見て、“家族とは何か”を考えさせられました。芦田さんは家族からかけられて印象に残っている言葉はありますか?

私は友達とかが落ち込んでいたりするときに、「頑張れ」と声を掛けるのは少し戸惑ってしまって…。その人もきっと頑張っているはずだし、頑張っているのに報われなくて落ち込んでいるのかもしれない。だから、相手のことをすべて理解しているわけではない自分が、何て声をかけるべきか、いつも悩んでしまうんです。

でも、家族は私のことをいつも近くで見て応援してくれているので、私が落ち込んでいるときにそんな家族から「よく頑張ったね」と言ってもらえると、一番うれしくて。家族に限らず、自分のことを近くで見てくれている人が「頑張れ」とか「頑張ったね」とかそういう応援の言葉や労いの言葉をかけてくれると、「また頑張ろう」という気持ちになります。

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