藤原大祐、『推しの王子様』で共演の渡邊圭祐について「現場で会ってみると意外とかわいいところがありました(笑)」<インタビュー>

2021/09/08 06:00 配信

ドラマ インタビュー

「推しの王子様」に出演している藤原大祐 撮影=阿部岳人

――では、8月26日(木)放送の第7話までで、印象に残っているシーンを教えてください。

第1話で最初に登場したシーンです。泉美が携帯電話をいじっている時に部屋に入ってきて、料理を並べていくだけだったんですけど、カメラワークや音声との調整がめっちゃ難しかったんです。チャーハンを出して、スープを出して、おしぼり出して、お皿の上に割り箸とれんげを乗せる。その置く位置もチャーハンがカメラに見えるように決まっていて、さらに音がするといけないから、せりふを言っているときは物を動かせない。そういう制約があるなかでやることが多かったので、何気ないシーンなんですけど、謎に大変でした(笑)。

――見えないところでいろいろやっていたんですね。

はい。しかも蓮はテンションが高いので、ハイテンションにしつつ、(カメラに映らないところで)れんげを置く時はそーっと(笑)。蓮はいつも泉美の家に来ている設定なので、その“いつも感”を出さないといけないのも難しかったです。

――蓮は音楽に夢中ですが、藤原さん自身の“推し”は何ですか?

僕も音楽がすごく好きです。せりふでエド・シーランの名前を挙げましたけど、実際も好きです。天才だなと思います。それからFODの方で軽く踊ったマイケル・ジャクソンも好きですし、基本的に昔の曲ばかり聴くので、蓮とは気が合うなと思いました。スティービー・ワンダーとかひと昔前の人の曲が好きなので、僕は。生の音が好きなので、昔ながらの音に惹かれるんだと思います。

――そんな藤原さんが今後やってみたい役は?

究極に“陰”の役もやってみたいです。今まで明るい役が比較的多かったので、ヘビーな役柄もやってみたいなと思います。

――では、最後に「推しの王子様」の“推し”ポイントを教えてください。

それぞれに好きなことがあるということが大切なポイントで、その好きなことに関して振り回されるエピソードもあったりしました。好きなのにその思いが届かなかったり、逆に実ったり…。そこも含めて人生だなと思うので、すごくすてきな物語だなと思っています。

取材・文=及川静