杉野遥亮、ゴールなき俳優業で「毎回反省。追求できることがどんどん出てくる」<インタビュー>

2021/09/17 08:00 配信

ドラマ インタビュー

杉野遥亮(C)テレビ東京


――演じる上で意識したことは?

自然なツッコミで、コントみたいにならないように、相手との距離感は意識しました。見た目としては、姿勢が悪かったり、だらだらした歩き方だったりと、自分の中で一番力が抜けた状態で演じました。社会人になったばかりの頃って、自分がどう立ち回っていいか分からないと思うので、プロ意識がまだ芽生えていない様子をイメージしました。

――くすっと笑えて辛らつなちはるの言葉で、特に印象に残っているセリフを教えてください。

全部インパクトがあって、「そうくるか!」というセリフばかり(笑)。姉ちゃんが、弟のことをちゃんと思ってくれているんだなという意味では、第3話の『あんたの良いところは、別にあんたが知らなくてもいいんじゃないか』『ついでに私も知ってるし』という言葉かな。

多分姉ちゃんが弟にそういうこと言うのって恥ずかしいはずなのに、言葉にして伝えているという点で、心が温かくなりました。基本的に姉ちゃんの言葉って、アグレッシブでパンチが効いていますが、心に響いたシーンです。

――杉野さんには弟がいらっしゃいますが、どのような関係性ですか?

知識や経験値など、お兄ちゃんでありたいと思っているので、変にプライドがあって、意地を張っている部分はあるかも(笑)。でも弟は、僕が思っているより大人かもしれないです。自分の弱いところはちゃんと話せて、理解しあえる関係になれたらいいなと思います。

――もしお姉ちゃんがいたら、理想のお姉ちゃん像はありますか?

どちらかがかっこつけることもなく、自分の本音を話せるちはると順平の関係は理想的です。もしお姉ちゃんがいたら、助けてもらうだけでなく、弟として助けたいです。あと一緒にバカなことができる人もいいな~。