ディーン・フジオカ“光井”とキス! 比嘉愛未“泉美”が下した決断の行方<推しの王子様>

2021/09/10 12:24 配信

ドラマ レビュー

関係を進展させた泉美(比嘉愛未)と光井(ディーン・フジオカ)(C)フジテレビ

比嘉愛未主演のドラマ「推しの王子様」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系) 。9月9日に放送された第9話では、泉美(比嘉)が仕事と恋愛で大きな決断をする。社長として、一人の女性として、悩み、揺れ動く心が丁寧に描かれた。(以下、ネタバレがあります)

泉美が経営者としての決断を迫られる


本作は、乙女ゲームを制作するベンチャー企業の社長・泉美が、ゲームのキャラクターにそっくりな航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるため奮闘する“逆マイ・フェア・レディ”な日々を描くロマンティックコメディー。

航をさらに成長させるために、本当の気持ちを隠して告白を断った泉美。そんな泉美のことを副社長としてずっと支えてきた光井(ディーン・フジオカ)は、秘めていた思いをようやく明かし、泉美に「一緒に生きていきたい」と伝えた。航は、泉美と光井の告白シーンを陰で見てしまい、複雑な思いを抱えながらも幼なじみの杏奈(白石聖)との交際を続ける。

糸が絡み合うかのようなラブストーリーが展開している中、お仕事ドラマとしても重大な局面を迎えたのが第9話。

泉美たちが新しく開発し、大ヒット中の乙女ゲーム「恋する森の中へ」に出資した大企業「ランタン・ホールディングス」の社長、十蔵(船越英一郎)がグループの傘下に入ることを打診。傘下に入れば資金力は飛躍的に増え、新しいゲームの開発が可能になる。しかし、条件として泉美たちが大切にする乙女ゲーム「ラブ・マイ・ペガサス」のサービス終了=サ終を提示された。

経営者としての十蔵の言葉は泉美にとって重いものだった。
「われわれ経営者はね、三角形の頂点に立っているんじゃないんです。逆三角形の一番下にいて、多くの社員たちの人生を支えて、その未来に責任を負わなければならないんです」

航ら社員が考えている新しい企画を実現させてやりたいと思う泉美。ただ、売上が低迷しているもののコストを新しいものにかけることは理解できても、みんなで苦労して生み出した「ラブ・マイ・ペガサス」のサ終はつら過ぎるものだった。

当初見せていた笑顔が消え、悩み、苦しみの表情が浮かび続ける泉美に、見ているこちらも苦しくなるほど。悩んだ末に、泉美は経営者として社員の未来に向けた決断をし、ランタンの傘下に入ることにした。