高畑充希がさまざまな表情を見せる!映画冒頭の重要場面写真などを公開<映画「浜の朝日の嘘つきどもと」>

2021/09/11 12:00 配信

映画

“茂木莉子”と名乗ったことで物語が始まる重要な場面(C)2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会

高畑充希が主演を務め、2021年9月10日から全国公開されている映画「浜の朝日の嘘つきどもと」の新たな場面写真が公開された。今回公開されたのは、高畑演じる主人公・茂木莉子(本名・浜野あさひ)の写真5枚。その内の1枚は、莉子と「朝日座」館主・森田保造(柳家喬太郎)が初めて対面しする場面。とっさに偽名を名乗り、ここから“茂木莉子”としての物語が始まる重要なシーンだ。この他、スーツケースを引きながら朝日座に向かう場面やチラシ配りに奔走する場面、また、莉子の恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)と病室で楽しそうに話す場面など、莉子のさまざまな表情を捉えている。

初対面から“暴言”…!? 高畑は喬太郎に「すみません!」と謝罪

莉子と森田が初対面するシーンの他、同作では序盤から高畑と喬太郎は軽快なやり取りを見せる。高畑は喬太郎について「喬太郎師匠とは出会ってすぐに(せりふ)で結構な暴言を吐かなくてはいけなくて。『ひどいこと言うけど、すみません!』と先に謝罪してから撮影しました(笑)。喬太郎師匠のリアクションがとてもキュートで、後半は少し楽しくなってしまっている自分がいました」と、互いの年齢の垣根を超えて身を任せて演じていたことを明かす。

高畑とタナダユキ監督が熱望する中で実現した初タッグ

同作は、東日本大震災後の福島・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身で26歳の莉子が恩師との約束「朝日座の再建」のため、小さな“うそ”をついてでも映画館を守ろうと奮闘する物語。「百万円と苦虫女」(2008年)や「ロマンスドール」(2020年)など多くの話題作を世に送り出してきたタナダユキ監督によるオリジナル脚本だ。

タナダ監督はかねてから高畑とのタッグを熱望。ロケハン時、タイル貼りでレトロな風情がある朝日座のモギリカウンターを見て「高畑さんが『もぎりの女性・茂木莉子』としてこのカウンターにいたら最高ですよね」と制作陣と語っていたため、高畑の出演が決まった時には大喜びしたという。

撮影が始まってからも高畑はタナダ監督の期待通り、頭の回転が速い、クレバーな印象だったため、「この人に莉子ちゃんを任せておけば安心」と絶大な信頼を寄せていたという。そして、高畑自身も「以前からタナダ監督作のファンでいつかお仕事でご一緒したかった」と明かしており、同作は双方にとって念願の初タッグとなった。

映画「浜の朝日の嘘つきどもと」あらすじ

100年近くの歴史を持つ福島・南相馬の映画館「朝日座」の支配人の森田保造(喬太郎)の前に、ある日、茂木莉子と名乗る女性(高畑)が現れる。「経営が傾いた朝日座を立て直す」という高校時代の恩師・田中茉莉子(大久保)との約束のため東京からやって来た莉子は、「朝日座」の再建に奮闘する。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だったが、莉子の熱意に少しずつ心を動かされていく。