“新生”栄一の誕生でトレンド入り!コート羽織る演出が視聴者魅了<青天を衝け>

2021/09/27 12:02 配信

ドラマ レビュー

草なぎ剛“慶喜”から最後の命を受ける吉沢亮“篤太夫”(C)NHK

吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第28回「篤太夫と八百万(やおよろず)の神」が9月26日に放送され、篤太夫から元の名に戻った栄一(吉沢)が新政府に出仕するまでが描かれた。これから始まる新たな日々を象徴するかのように勢いよくコートを羽織る栄一の気迫と美しさに、視聴者の注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)

同作は、新一万円札の顔としても注目され、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が幕末から明治へ、近代日本のあるべき姿を追い続け、時代の渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも高い志を持って未来を切り開いていく姿を描く。

第28回、新政府から大蔵省への出仕を求められた栄一は「なぜ憎き新政府とやらに出仕せねばならんのか」と鼻にもかけず、「藩から断れば藩に迷惑がかかるが、じかに行ってきちんと道理を通せば断れぬことはあるまい」と、大隈重信(大倉孝二)に会うため東京へ向かった。

だが敵もさる者。栄一と同様に弁の立つ大隈の「君は、新しか世ば作りたいと思うたことはなかか?」「我こそが国のために“これをやってやりたい”と思うことはなかか?皆で骨ば折り、新しか国ば作ろうではないか」と熱っぽい語り口にすっかり心を動かされ、出仕を承諾してしまった。

栄一、今度は新政府で才覚を発揮!


慶喜(草なぎ剛)をはじめ駿府の人々に別れを告げた栄一は、家族を伴って東京へ。かつての江戸城、“皇城”に置かれた新政府に初出仕した。