――「僕らが殺した、最愛のキミ」は、いろんな要素、いろんなジャンルが盛り込まれた作品ですね。
そうなんです。脚本を読んだ時、脚本家の(高野)水登さんから「どういう芝居をしてほしいのか」とか、「じゃあ、この面白いシーンを俳優の皆さんはどう演じられるんですか?」って問い掛けられているような感じがしました。読んでいても先がめっちゃ気になりましたし、見ていただく方には絶対楽しんでもらえると思っています。
――演じる若葉大翔はどんな人物ですか?
大翔は7人の中で一番素直な人だと思います。素直な部分があるからこそ、人の話とかうわさとかに感情が流されてしまい、(場を)かき乱してしまうんだと思います。例えば、新しい情報が入ってきた時に、他のみんなは「ちょっと待って!その話、どうなの?」って慎重にというか、まずは疑ってかかるんですけど、大翔は「きっとそうだ!」って信じて、疑ってるみんなにかみついたりするんです。
――若林さんご自身と似ているところはありますか?
素直っていうところは共通してますね(笑)。人の話をすぐに信じちゃうんですよ。ちょっとしたウソでも「へぇ、そうなんだ!」って反応をすると、「ウソだよ。何信じてんの(笑)」っていう感じで、ボケが通じないんです(笑)。
――後半の展開を知らないまま、前半の撮影が行われたということですが。
そうなんです。普段は結末を知った上で芝居をすることが多いんですけど、この作品はオリジナルストーリーですし、僕たちも結末を知らないからこそリアルに演じられたところもあったと思います。「知ってたらこうなってなかっただろうな」と後から思ったシーンもありましたし、これまでとは違う形でのお芝居に挑戦させてもらいました。
――鈴木仁さん、大原優乃さん、古川毅さんとはドラマ「3年A組―」で共演されていましたね。
またこうして共演できてうれしかったです。「3年A組―」以降、それぞれがいろんな現場で頑張ってきて、それぞれ「自分はこういう道に進んでいこう」みたいな意思をより明確に持てたと思いますし、今回の撮影中にもそういう意思や思いが伝わってきました。撮影期間中、毎日刺激を受けてましたね。
あと、タバコを吸うシーンがあるんですけど、撮影初日にそのシーンを撮っている時、タバコを吸っている毅を見て、「大人になったなぁ」って思いました(笑)。
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