松本まりか「私は私の人生をちゃんと生きる」女性たちの恋愛群像劇『東京、愛だの、恋だの』インタビュー

2021/10/10 12:00 配信

ドラマ インタビュー

松本まりかがドラマ「東京、愛だの、恋だの」に主演(C)Paravi

松本まりか主演ドラマ「東京、愛だの、恋だの」が、動画配信サービス「Paravi」にて独占配信中。仕事や恋愛、浮気、結婚、夫婦関係、将来などに悩みながら、大都会・東京で懸命に生きる女性たちのリアルな“いま”を描く本作。松本は、結婚を考えている10年来の恋人・達也(梶裕貴)がいるものの、男友達・芦屋(毎熊克哉)との関係に安らぎを感じる和田かえを演じている。また演出は、松本がかねてから憧れていたタナダユキ監督が務めている。

今回松本が取材に応じ、初タッグとなるタナダ監督の魅力や撮影中のエピソードなどを語った。

――オファーを受けたときの心境を教えてください。

東京タワーの近くを車で移動中に、この話を聞いたんです。タナダユキ監督の作品と聞いて、すぐに「やります!」と。タナダ監督は、10年以上前から一緒にお仕事がしたいと思っていた監督なので、私にとって大きな意味を持つ作品。まるでふわっと風が吹いたような感じがしました。

――タナダ監督の魅力は?

タナダ監督が映し出す登場人物は素朴で、キラキラした部分を殊更にキラキラ描かないんです。そしてキラキラしていない、ダメで恥ずかしい部分や欠点をチャーミングに見せているのが魅力だと感じます。映画「百万円と苦虫女」(2008年)を見て、いいなぁタナダ監督の描く主人公になりたいなぁと思いました。無垢で、自然体で、かつ主人公の魅力がじんわり溢れている作品ですごく好きなんです。最近だと、映画「浜の朝日の嘘つきどもと」(2021年)で、大久保佳代子さんの魅力を引き出していて、すばらしいなと思いました。