<鈴木京香>“朝ドラ”重要キャラ総なめ!30年前“ヒロイン”時代から“モネ母役”への道振り返る

2021/10/09 07:00 配信

ドラマ コラム レビュー

家族に本音を明かした後の亜哉子(鈴木京香)は心からの笑顔に「おかえりモネ」第105回 (C)NHK

“朝ドラ”こと連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。10月4日より放送された第21週「胸に秘めた思い」で、主人公・モネこと百音(清原果耶)が母・亜哉子(鈴木京香)の元教え子・あかり(伊東蒼)と出会い、それをきっかけに亜哉子がなぜ教師を辞めたのか隠してきた想いが明かされた。これまでいつも柔和な笑顔を浮かべていた、やさしくてしっかり者のお母さん・亜哉子の苦悩を緩急のある演技で見せた鈴木京香の魅力を、フリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆する木俣冬が解説する。(以下、一部ネタバレが含まれます)

30年前はヒロイン、今はヒロインの母役


今から30年前の1991年、鈴木京香は朝ドラ「君の名は」の主人公・真知子に抜擢され1年間の長丁場を任された。NHKドラマ・ガイド「君の名は」には「おっとりしたおおらかな性格、気品のある顔だちは、新しい大型美人女優の誕生を予感させます」と書いてある。

1989年に俳優デビューし、これが本格的にお芝居の世界に入る記念作だった。

2021年10月8日放送「徹子の部屋」に出演した鈴木は、「ちゃんとこれからも仕事をがんばって続けて、ヒロインのお母さんになって帰って来てやみたいな感じでスタッフの方に言っていただいていて、本当にそうなったらいいなと思っていましたら今年(「おかえりモネ」)、叶いました」と、念願の母親役だと語っていた。

「モネ」の前、2017年の「わろてんか」ではヒロインの姑役をやっている。健気なヒロイン、嫁にちょっと厳しい姑、娘を優しく見守る母と朝ドラの重要キャラを総なめしたことになる。

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