「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2022」プロデュースを務めた小澤陽子アナ&宮司愛海アナが全12カ月完全解説! 2人の「Unveiled」な出来事も告白!!<インタビュー>

2021/10/15 18:00 配信

芸能一般 インタビュー

ひとりひとりの内面にある魅力を表現したカレンダーに

小澤アナと宮司アナは2015年入社の同期コンビ! 撮影=岡田健

――まずは今回、お二人でプロデュースを担当することになった経緯を教えてください。

宮司:カレンダーのプロデューサーは、これまでにいろんなアナウンサーが担当しているのですが、最近は私たちの同期の新美(有加)アナウンサーが担当していたんです。

小澤:(2018年~2020年版の)3年間、新美がやって、昨年は三上真奈アナと杉原千尋アナのコンビでプロデュースをしました。そして今年は、私たち二人に声が掛かったんです。

宮司:そうだね。同期の新美がずっとプロデュースしていた経緯も知っていましたし、「ぜひ同期二人でチャレンジさせてください」ということで、始まりました。

――お二人がまず取り組んだのは、どんなことでしょうか?

小澤:まずは「どんなものにしたいか」というイメージのすり合わせからですね。

宮司:うん。でも、お互いに想像しているものにあまり相違はなくて、作りたいものの方向性が最初から同じだったかな。

小澤:そうそう。だからあまり具体的に言葉にしなくても「こういう感じだよね?」「そうそう」という感じで、スムーズに進みました。普段から会話も多いので、コンセプトは自然な流れで決まっていきました。

宮司:その後、カレンダーを作っているライツ事業部の方々とイメージを共有する中で、言葉にしていった感じです。“ザ・アナウンサー”というイメージよりも、もっとそれぞれの内面にあるものを表現したいということが、芯として一致していたので、大きな苦労はなかったですね。

――女性ファッション誌の「JJ」とのコラボもこれまでにない試みでしたね。

宮司:細部にわたって…と言いますか、すべてにおいてコラボできて良かったなと思うことばかりで。今回はファッション誌の方々ならではの感性で、衣装も含めたトータルでバランスを取りながら作り上げていきました。それは今までにない感覚でしたね。

小澤:ひと月ひと月それぞれが世界観を持っていますが、全体を通した作品の世界観もあって、すごくいいものになったと思います。撮影では、背景一つでいろいろな撮り方があって、もう完全に頼りっ切りでした。私たちがイメージしてきたものを、作品としてアウトプットしてくださって、本当に感謝しています。

カレンダーの表紙は全員白い衣装で統一  撮影=岡田健

――それではカレンダーの見どころについて伺えればと思います。表紙は皆さん白い衣装の明るい笑顔が印象的ですね。

宮司:表紙の衣装を白で統一するのは、JJさんが提案してくださったんです。私たちも、表紙と中面でギャップを作りたいなと思っていて。表紙は普段の私たちに近いような印象で、中面では女性としての“強さ”を表現したかった。なので、JJさんのご提案を生かしながら、いいギャップの生まれたカレンダーに仕上がったと思います。

――制作を進める上で、苦労した点や重視したポイントはありますか?

宮司:最初に考えたのが、組み合わせなんです。

小澤:そうだね、ここが一番時間を掛けたよね。

宮司:どんな意図でこの組み合わせにしたのかと思われる方もいると思いますが、過去3~4年分のカレンダーをさかのぼって、組んだことのないペアを探したり、ワンショットを経験したことがない人を優先的にワンショットにしたりなど、バランスをとって。そこからそれぞれの雰囲気も考えて、あまりミスマッチのない形でペアリングをしていきました。

小澤:本当に何度も何度も組み合わせを試して、頭の中で想像して…宣材写真とにらめっこしながら、宮司と長電話をして決めたんです。2時間くらい電話で話をして「これで決まり!」となって、一晩寝かせてまた考えて…(笑)。

宮司:普段の同僚たちを見ているから、「この人とこの人は合うね」「この組み合わせは意外に合うかも!」とか、いろいろなパターンを考えながら組んでいったのが最初の大きなステップでした。それが決まってから、それぞれの月の雰囲気や衣装などをJJさんに提案し、緻密なやり取りをしながら進めていきました。