――アーティストとは異なる俳優の楽しさをどんなところで感じますか?
ライブをしている時はもちろん楽しいですが、俳優業は別の世界線を生きている感じがします。自分自身に「こういう引き出しもあるんだ」と、新しい発見もあります。今はアーティストとしての自分、俳優としての自分、何もしていない普通の自分という3つの自分を生きている。そんな切り替えのある人生がとても面白いです。
――ボクシングシーンに向けてどんな準備をされましたか?
森戸のストーリーとしては“陰キャ”からあか抜けるまでの過程があり、監督にも「腹筋を割ってほしい」とリクエストされて、約1カ月半、筋トレや食事制限をしてきました。
ボクシングシーン撮影の前日は“水抜き”といって、体にある水分を抜いて、筋肉を浮き上がらせる作業をしました。食事はOKですが、水は500mlのペットボトル1本だけ。
そうすると翌日は、筋肉がバキッとなるであろうと。体脂肪率も4%をキープしていていい流れで来ていたので、当日はバキッとカリカリにして、見せつけようと思いました(笑)。
――遠藤先生とのボクシングシーンはいかがでしたか?
森戸の努力が実った瞬間でもあるので、視聴者の皆さんも、きっと森戸の応援をしてくれていると思います。この日のために僕は懸けてきました。とりあえずこの撮影をもって、ブロッコリーとささみの食生活は終わりです(笑)。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
最初はかなり“陰キャ”で見た目もダサい森戸ですが、人が180度変わるぐらい最後は、別人になっています。格段に見た目や気持ちが変わっていく森戸をこのたった1話で感じられると思いますし、感じていただきたいと思います。
森戸がどう頑張ってきて、ここまで至ったかという、全ての努力がボクシングのシーンで発揮されます。僕も森戸と一緒に変わろうと減量や筋トレを頑張りました。ぜひ観ていただけたらうれしいです。
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