バンド活動もする7 MEN 侍。共演するミュージシャンなどにいろんな刺激を受けたかと聞かれると、本高は「本当にそれは…」と大きくうなずき、「前回よりも楽器の数が増え、音楽が入ってくる場面が多くて。稽古中もセリフがどんどん音楽になっていくような作業が行われていて、ミュージシャンの方に感銘を受けながらやっていました」としみじみ。
また、「7 MEN 侍に得たものを持って帰りたいたけど、本当に複雑すぎて、矢花(黎)呼んでこないとだめだなっていうくらい」とこぼし、「なんなら昨日、(矢花が会場となる)ヒューリックホールに一緒に入りたいと言っていました」とエピソードを打ち明けていた。
2人は劇中で、今野がアコースティックギター、本高がトイピアノに挑戦。本高は「かわいらしいピアノをピンピンしているので、ぜひ見てほしい」とニヤリ。今野のギターは私物だそうで、「家にあったんですけど、使ってなくて。今回の舞台で初だしです」とアピールしていた。
「幸福王子」に続く第2弾になるが、今野は「前回と比較されちゃう部分があるので、そこのプレッシャーはありましたけど、稽古をやっていくうちに自信がついてきて。前回を超えるというところを意識して稽古に臨みました」と回顧。
演出の鈴木は、そんな2人の成長度について「稽古の初日から高いところから始められて。今回、到達しているところは『幸福王子』よりもかなり高いですね。2人は他の仕事をしていて、その間にあったものがちゃんとのっかっていて。実は彼らは自分たちが成長しているところに気付いてなくて、それを今回気付けていたのでよかったです」と賛辞の言葉を贈っていた。
最後には、今野が「こういう世の中の中で、舞台に立たせてもらえるのは当たり前じゃないと感じています。第2弾をやらせていただけるも奇跡だと思いますし、みんなに楽しんでいただける舞台だと思います」と胸を張り、本高は「去年より音楽と朗読の融合性が増して、よりライブに近い朗読劇になっていて。ぜひライブに来る感覚でみてほしいですね。ロビンの仲間になったつもりで観てほしいので、何か緑のワンポイントを身に着けてくて下さることをおすすめします」と呼びかけていた。
※本高克樹の「高」は、はしご高が正式表記
◆取材・文・撮影=TAKAMI
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