草なぎ剛「大ピンチは大チャンス」！コーヒーを淹れながら語る新しい挑戦への思い【連載コラム】

「作り込んだコントがうちらの真骨頂」

　秋といえば、新しい単発の番組が始まりました。読売テレビさんが声を掛けてくださったんですね。「草彅やすともの うさぎvs かめ」。全５回の番組で、「なぎスケ!」と一緒で、台本を読まなくていいって言われてるんですよ。多分、そういうので僕を呼んでくれたんだと思うけど（笑）。何もないの、ノー準備。やすとも（海原やすよともこ）さんのこと、存じ上げなかったんだけど、とてもいい方々で、僕はすごくリラックスできる。30分番組なのに２時間カメラ回してたけど、楽しくて全然長く感じなかった。大阪に新幹線に乗って番組を撮りに行くのは昔あったけど、あまり経験がないので、日帰り出張に行った感じ（笑）。番組を見たエラい人も「なかなかいいんじゃないか？」みたいな雰囲気だったそうなので、続けられたらいいよね。やすともさんとも仲良くなれたし、レギュラーになったら「なぎスケ!」同様、居心地のいい番組になるんじゃないかな。
　ＮＨＫ Ｅテレで突如始まって突如終わった「ワルイコあつまれ」も面白かったね。何の告知もせずに攻めた番組で。久しぶりに番組作ってる!って感じがしました。しっかり台本があって、キャラクターも作って。慎吾ママと徳川慶喜の対談はさすがＮＨＫさんだよね。大河チームの方が快く協力してくださって、ディテールにもこだわった。「好きの取調室」の方は、こないだは京都大学准教授の方が来てくださったけど、不思議なものに情熱を燃やしている人はたくさんいると思うから、そういう人を呼んでいくと面白いと思う。今、作り込んだコントができる場所が少なくなっているけれど、元々こういうことをやってきた、うちらの真骨頂。次は吾郎さんのシリシリダンスも見たいな。