草なぎ剛「大ピンチは大チャンス」!コーヒーを淹れながら語る新しい挑戦への思い【連載コラム】
「自分の全てを懸けないと自分自身もつまらない」
![「自分の全てを懸けないと自分自身もつまらない」](https://thetv.jp/i/nw/1055732/10524763.jpg?w=1284)
さて、追いコーヒーでキリマンジャロをもう一杯(ゴクン)。う~ん、そんなに酸味がなくて柔らかくておいしい。もうすぐ僕は11/14(日)から始まる主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の稽古に入ります。再演はKAAT神奈川芸術劇場だけじゃなく、いつの間にか京都と豊洲での公演が追加され全41公演だって。これはマジやべぇなと。最大限の自分との挑戦が始まりますね。いや、別に大したことはやってないけど、僕の中ではフル回転でやらないと伝わらないから“人生大ピンチ”かもしれない。どう乗り越えるかっていう、プレッシャーがすごくかかってる。セリフ量と熱量がハンパじゃない役で、体力的には若ければ若いほどいいだろうという舞台。だけど、初演より確実に2年近く年を重ねているわけなので。でも、そこをすごい楽しんでいる自分もいるんです。今までの人生の中で、舞台やコンサートもいっぱいやってきて、そういう経験がないとできない、ある意味、僕の集大成だなと。映画「ミッドナイトスワン」('20年)もそうだったけど、“ウイ”も間違いなく人生一番、自分と向き合う時間になる。大ピンチだけど、大チャンスですよ。楽しくなるんじゃないかな。ワクワクする。自分の全てを懸けないと自分自身もつまらない。自分が表現することの全てが詰まっている、人生一番の挑戦になる。
大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)の徳川慶喜で僕を知ってくれた人も「なぎスケ!」とかのゆるい僕らを楽しんで見てくれた人も、驚かせたい。僕にとってチャレンジとは「生き続けること」。劇場でお待ちしています。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。