よしながふみの同名漫画の実写化で、西島秀俊と内野聖陽のW主演で大ヒットとなったドラマ「きのう何食べた?」(2019年テレビ東京系)。
弁護士のシロさんこと筧史朗(西島)と、美容師のケンジこと矢吹賢二(内野)の男性カップルの日常や苦悩を描いた同作。好きな人と一緒に過ごす“何気ない日常”の大切さや愛しさが2人のほっこりとした関係性に現れ、多くの視聴者の心に響いたほか、料理好きで倹約家のシロさんが作るおいしく安上がりな手料理にも注目が集まった。
そんな人気作の劇場版が、いよいよ11月3日(水)に公開される。ドラマ版から引き続き、矢吹賢二が務める美容室「フォーム」の店長・三宅祐を演じているマキタスポーツに作品の魅力や劇場版の見どころなどを聞いた。
――まずは、マキタさんが思う作品の魅力を教えてください。
やっぱり食べものにまつわるアレコレじゃないですかね。
今の時代ならではの社会的な問題とか、ジェンダーだとか、そういったことは、あんまり関係ないものなのかなと僕は思っています。
食べものを通して描かれる、普遍的な人々の心の機微。ちょっと嫌なことがあったり、けんかしても食べものひとつで絆が生まれたり。見ているとほっこりと幸せになれるところに一番魅力を感じますね。
あと、料理を作っているときのシロさんの集中している感じやワクワクしている感じを見るのも好きですね。スーパーで買い物をするときに値段が高いから悩むとか。そういうささいなこだわりが、ものすごく尊いものとして描かれているところもいいですよね。
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