社会派のイメージが強いWOWOWのドラマWに初めての出演。ドラマだけれど、一本一本、映画的な現場の進み方、撮り方で。本当に一枚一枚重ねているという感じではあるので、ちゃんと重みを感じてもらえるものになるんじゃないかと思います。
昨年、映画でお世話になった中田監督と、こうしてまた早い段階でご一緒できるということがとても光栄で、非常に楽しみでした。現場では中田監督とすごくスムーズに意思疎通できているので、初めましてじゃない強みっていうのはすごく感じています。
おこがましいかもしれませんが、中田監督とは信頼関係があると感じているので、僕も魂を全開にしていられるというのは、すごく居心地の良い現場だなと思っています。またお名前を見るだけで震えるほど、僕のギアがいくつも入るぐらいの素晴らしい共演者の方たちから、たくさんのエネルギーをいただいているので、それをお芝居にしっかりと反映させたいです。
僕が演じる鏑木慶一は、ある夫婦の殺人事件の犯人として死刑宣告を受けながら逃亡を図ります。姿と名前を変えながら全国を転々とし、行く先々でさまざまな人と出会い、関わり、何かを感じていきます。鏑木慶一とはいったい何者なのか。彼の“正体”、このタイトルの意味を考えながらドラマを楽しんでいただけたらうれしいです。
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