パンデミックの影響で出演舞台がすべてキャンセルになるという苦境の1年を経て、世界的大舞台で主演を務めることになった人気ミュージカル女優・四季唯花(凰稀かなめ)。彼女が待ちに待った公演を目前に、重度の甲状腺がんを患い「東帝大学病院」に極秘入院した。
内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)は内科主導の切らない手術=「ケミカルサージェリー」で治療することを決定するが、外科部長・海老名敬(遠藤憲一)は早急に外科手術をすべきだと主張。さらに外科分院長・蛭間重勝(西田敏行)の命令を受け、何としても“特患”である唯花を外科で囲い込もうと躍起になった海老名は、内科にけんかを売る大失言をうっかり放ってしまう。
静かに激怒した蜂須賀は“ある究極の条件”を海老名に提示した上で、外科に唯花へのアプローチを許可。どの治療法を選ぶか、最終判断は唯花本人に託される。当の唯花は、稽古に復帰できるほど回復するまでに時間がかかることや、人目につきやすい首に傷が残ることを恐れ、外科手術を拒絶。
焦った海老名は、大門未知子(米倉涼子)なら完璧な手術ができると進言する。ところが、唯花はどういうわけか、未知子に対して不快感をあらわにする。対する未知子も、何を考えているのか「オペしないので」と言い放つ。
そんな中、唯花のケミカルサージェリーが始まった。しかも、なぜかそこには未知子の姿があり、さらに、不測の事態は続発する。一日も早い復帰を目指す唯花だが、一向に退院のめどが立たないばかりか、ライバル女優・早水楓(鷲見玲奈)を唯花の代役に立てるという話まで持ち上がる。
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