若村麻由美、恩師・仲代達也からの言葉に「演劇の父って思ってましたけど、神様になりつつある」と涙

2021/10/31 20:25 配信

バラエティー

若村麻由美が「人生最高レストラン」に出演※画像はWEBザテレビジョン タレントデータベースより

10月30日放送の「人生最高レストラン」(毎週土曜夜11:30-0:00、TBS系)に、俳優・若村麻由美が登場。“演劇界の両親”と慕う、恩師である無名塾主宰・仲代達矢からのメッセージに涙する場面が見られた

司会の加藤浩次(極楽とんぼ)から無名塾の先輩、役所広司や益岡徹のことを聞かれると、若村は「うちは本当に先輩方が皆さんすごく優しくて、仲代さんから『先輩が優しいのがよくない。もっと後輩に対して厳しくしないとダメだ。後輩が育たない。みんな自分がかわいくて優しいんだろ』っていうふうに怒られたことはあります」とコメント。

劇団ひとりが「仲代さんの芝居に対する基本理念は何ですか?」と聞くと「(稽古場に)役者の修行っていうのが手書きで書かれているんですけど、人間修行であると。役者であるということは。ここで勉強して巣立って、でもまたもう一度基礎に戻って学びたいときに戻って来られるような、そういう場所である」と説明。

加藤が仲代からの教えを尋ねると「役者っていうくらいで、役をするものなので、役を取ったらただの“者”でありたいと思っているんですね。仲代さんがおっしゃっていたのは『公の道を歩くときは道の端っこをすまなそうに歩きなさい』って言われてました。こうして皆さまにお顔を出して仕事させていただく。そういうお仕事なので、普段の人間としての慎ましさとか、謙虚さみたいなものを忘れるな、みたいなことなのかなって思うんです」と語る。

続けて「最初に言われたときは純粋に守って、道の端を歩きすぎて腕をいつもザラザラの壁で…」と忠実に守っていたと言うと、加藤から「いや例えですから、それ! そこまで端を歩く必要ないですよ」と突っ込まれ、島崎和歌子は「そう言うことじゃないでしょ。そう言うことじゃないよね」と言って大爆笑に。

最後には仲代からメッセージがあるといい、「若村が無名塾に入ったとき、勘の良い子だと思いました。自分のまわりで何かが起きたとき、それに対する反応ですね。その反応が新鮮だったり、生き生きしていたり、すごく鋭敏だったりする。それが役者の伸びる素質だからです。役者は生涯“修行”です。ひつぎのふたが閉まるまで、その精進を続けてもらいたいと思います」が読み上げられた。

それを聞いた若村は「ありがとうございます」と深々と頭を下げ、目に涙を浮かべながら「もう仲代さんと奥さまがいらっしゃらなかったら、今私はここには絶対にいないので、本当に…。今でも敬愛する、尊敬するし、もう大好きな師匠ですね。私にとっては演劇の父って思ってましたけど、もう神様になりつつあるっていう感じです。本当にありがとうございます。すごいありがたい…」と涙を流し、仲代への感謝を語った。

次回の「人生最高レストラン」は11月6日(土)夜11:30より放送。俳優・柄本明がゲスト出演する。