放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8.00-8.15ほか、NHK総合ほか)は、農家に生まれた少女・谷田部みね子(有村架純)が、集団就職で上京し奮闘する青春ストーリー。茨城の山間にある村でのびのび育ったみね子だが、父・実(沢村一樹)の失踪を機に、高度経済成長期の東京へ繰り出していく。
そんなみね子の心の支えとなるのが、幼なじみの助川時子(佐久間由衣)だ。みね子と共に上京し、同じ工場で働きながら女優を目指す、時子役の佐久間にインタビューを行った。
──時子役が決まった時の気持ちを聞かせてください。
選ばれたとマネジャーから聞いた時は、3秒間くらいうれしくて、でもすぐに「このままじゃ駄目だ! 準備しなきゃ!」と冷静になりました。'60年代の物語で、方言のせりふもあると聞いていたので、勉強しなくてはという焦りが押し寄せてきました(笑)。
──初めに誰に報告しましたか?
情報解禁を待って親に伝えましたが、結構あっさりしていましたね。それから、「え、大丈夫なの?」って言われました(笑)。親にとっても、現実味がなかったんだと思います。
──茨城に行ったことはありましたか?
バンジージャンプが好きなので、竜神大吊橋に行ったことはありました(笑)。日本で一番高い所から飛べるバンジージャンプなんですよ!
でも(ロケ地の)高萩には行ったことがなかったので、撮影が始まる前に自分で高速バスに乗って、どんな所なのか見に行きました。時子が住んでいる設定の家に行ってみたのですが、実際にその場に立つと、それほど身構えて準備をしなくても大丈夫だなという気持ちになりました。「ここで育ってきたんだな」と思ってその場に立つと、畑や自然が助けてくれて、そこで生まれ育った顔になる感じがしたんです。
──方言は難しいですか?
そうですね。方言指導の先生にせりふを吹き込んだテープを送っていただいて、それを聞いて覚えています。ただ、時子は訛りを嫌だと思っているので、そのバランスが難しいですね。
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