──茨城が舞台の物語序盤では、幼なじみの3人がストーリーの核になっていますが、3人は撮影現場でどのように過ごしていますか?
初めは、有村さんや泉澤(祐希)さんに自分から話し掛けて、コミュニケーションを積極的に取りたいと思っていたんです。でも、実際には2人ともはしゃいだりするタイプではないですし、大事なのは言葉のやり取りじゃないなと気付きました。撮影の合間の待ち時間は、3人で喋るわけでもなくそれぞれのことをしているのですが、そういう雰囲気に安心するんです。2人も「3人でいる時の“空気感”が落ち着く」と言っていました。本当に、この3人で良かったなと思います。
──有村さんの魅力は何だと思いますか?
有村さんは、お芝居にとても説得力がある方だと思います。有村さんの話すせりふは、1つ1つが“ちゃんと届いている”ように感じるんです。私ができるようになりたいと思っていたことでもあるので、一緒にいて勉強させていただいています。
それから、ヒロインはとても大変なはずなのに、それを全く感じさせない穏やかさがあります。私が何か相談をしてもきちんと聞いてくれたり、「有村さんについて行こう」と自然に思わせてくれる、とても素敵な女性です。
──では、泉澤さんの魅力は何でしょうか?
泉澤さんとは同じシーンに出演することが多かったので、一緒に食事に行ったこともあります。彼は普段は淡々としていますが、お芝居になると顔つきがまったく変わって、“泉澤さんが三男(みつお)でいてくれるから、私も時子でいられる”部分があって、泉澤さんの演技に何度も助けられています。
──朝ドラは長丁場となりますが、体調管理の面で気を付けていることはありますか?
食事に気を配っています。気にしていないと栄養が偏ってしまうと思うので、できるだけ自分で作って持って行くようにしています。以前、先輩から「自分の体に親切にしていないと、人にも親切にできない」と言われたことがあるんです。なので、例えば睡眠時間があまり取れない時には消化にいい物を食べるようにしたりと、自分にとって一番いい食事を考えるようにしています。
──上京後の時子について、注目してほしいポイントを教えてください。
上京した時子がどういう自分でいていいのか分からなかったように、私も初めはどう演じていいか分からなかったんです…。東京で出会う人たちはみんな、強烈な個性を持っています(笑)。茨城では「自分が1番」だった時子が東京に来て、そうではなくなったところがポイントだと思います。寮の同室で暮らす6人の絆が、画面を通して視聴者の方に伝わったらいいなと思います!
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