上白石萌音“安子”&松村北斗“稔”が手紙で育てる恋心 まるで一遍の映画のよう…<カムカムエヴリバディ>

2021/11/08 11:39 配信

ドラマ レビュー

文通が育てるふたりの恋心…手紙を読む安子(上白石萌音)「カムカムエヴリバディ」第6回より(C)NHK

上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。11月8日に放送された第6回は、最初のヒロイン・橘安子(上白石)と大学生の雉真稔(きじま・みのる=松村北斗[SixTONES])の関係性が育つ様子を“手紙”を通じて描いた斬新な回。まさに“会えない時間が愛を育てる”といった、一遍の映画のような美しい15分間が繰り広げられた。(以下、ネタバレがあります)

第2週「1939-1941」(11/8-11/12)では安子に見合い話が持ち上がり、稔との関係が大きく進展するが、第6回はその前段階。岡山に住む安子と、大阪で暮らす稔が文通を続ける様子が描かれた。

2人の手紙のやり取りを中心に描かれた15分間。「前略、稔さん。お元気ですか? 今夜は十五夜です。稔さんのお部屋から、お月様は見えますか? 大阪は都会だから、ビルヂングの隙間から見るのでしょうか」「前略、安子ちゃん。今夜も月がきれいです。窓の外には、視界を遮るものはありません。岡山のほうが、ずっと都会に感じるほどです」「稔さん、お返事ありがとうございます」…。2人の互いを思う心が、手紙の文面を読み合うナレーションとそれぞれの日常風景で綴られた。