「会いたくても会えない2人にキュンキュンした!」
その中でも少しずつ季節は移ろい、小さなドラマが生まれていく。「安子ちゃん、だんだん秋が深まってきたね」「稔さん、小豆の収穫の季節です」「正月には帰省します。よかったら、一緒に映画でも見に行きませんか」「安子ちゃん、残念ですが、正月は岡山に帰れなくなりました。映画の約束、守れなくてごめん」――。そうして2人が出会ってから1年以上の月日が流れ、次の秋が訪れた。
“文通”という斬新な表現方法で、2人の互いへの思いが育っていく様子がしっとり描かれた。視聴者からも「四季の移り変わりや恋のキラキラがいっぱい詰まった15分だった!」「文通、良いなぁ。待つ楽しみがある」「2人のお手紙で物語が進む作りに自然と涙があふれてしまった。すごくいい!」「会いたくても会えない2人にキュンキュンした」と反応は上々。視聴者にもホッと一息つける穏やかな時間を提供する回となったようだ。
だが、同時に戦争の影も色濃くなっていく。続く「あさイチ」(NHK総合)でも、“文通”を描いたこの回に鈴木奈穂子アナが「素敵ですね、今の時代考えられない。いいですね…」とほっこり笑顔を見せたものの、博多大吉の「ちょっとね、戦争の影が…」の言葉に「見えてきましたね、足音がね…」と表情を曇らせる瞬間も。そんな中、11月9日(火)放送の第7回ではダンサー修業に出ていた算太(濱田岳)が橘家に帰ってきてひと波乱巻き起こす。
NHK出版
発売日: 2021/10/25