BE:FIRST、初のワンマンライブで見せた“期待”を感じさせるパフォーマンス

2021/11/10 11:30 配信

音楽

ダンス&ボーカルユニット・BE:FIRST(撮影/ハタサトシ)

ボーイズグループオーディション『THE FIRST』から誕生した、SOTA/SHUNTO/MANATO/RYUHEI/JUNON/RYOKI/LEOで構成される7人組ダンス&ボーカルユニット・BE:FIRST。2021年8月に結成され、世界進出も視野に入れた彼らが11月5日、東京・立川ステージガーデンにて初のワンマンライブとなる「“FIRST” One Man Show -We All Gifted.-」を開催した(※本稿では昼夜の二部公演で構成されたこのライブの昼公演をレポート)。

多くの期待が寄せられた初のワンマンライブ

ラッパーのSKY-HIが立ち上げたマネジメント&レーベル会社・BMSGが主催するオーディション『THE FIRST』。その厳しいサバイバルを勝ち抜いたメンバーで構成されるBE:FIRSTのデビューライブとなった9月の“SUPERSONIC 2021”以来の有人ライブ、そして初のワンマンということで、会場となった立川ステージガーデンには、BMSGやBE:FIRST、そして11月3日にリリースされた、彼らのメジャーデビューシングル「Gifted.」のサビで歌われる「We Just Gifted.」という言葉があしらわれたウェアやタオルを身に着けたファンが早くから集まり、彼らに対する期待感の高さを伺わせた。

ライブのスタート前には「BESTY」(BE:FIRSTファンの呼称)で満員となった客席後方に設えられたPA/コントロールブースにSKY-HIが登場し、客席からは大きな拍手が起こる。そして客席の明かりが落ちると、スクリーンにはBE:FIRSTのロゴが浮かび上がり、赤く光るライトに照らされたBE:FIRSTの7人が登場。会場からはまさに割れんばかりの拍手が巻き起こった。

「リスナーを牽引するプロフェッショナル」への進化

ライブは「Gifted.」からスタート。デビュー曲らしからぬダークな雰囲気を纏った楽曲だが、LEOやJUNONの歌う「どこを探したって僕ら以上はもうあり得ないでしょう?」という力強い歌詞と、その言葉をさらに強調するパフォーマンスからは、彼らの自らのグループに対する自信と自負がにじみ出ていた。

そして『THE FIRST』オーディションの中で課題曲として歌われた「Move On」、『THE FIRST』のテーマ曲であり、オーディション合宿の最終審査曲でもあった「To The First」と矢継ぎ早に楽曲を披露。初のソロライブにも関わらず、緊張よりも舞台に立つ喜びを表情やダンス、歌声から感じさせる彼らのパフォーマンスからは、「審査されるアマチュア」から「リスナーを牽引するプロフェッショナル」への進化を、その光景を目撃したオーディエンスは感じたことだろう。

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