BE:FIRST、初のワンマンライブで見せた“期待”を感じさせるパフォーマンス

2021/11/10 11:30 配信

音楽

BE:FIRSTは、ボーイズグループオーディション『THE FIRST』から誕生した、SOTA/SHUNTO/MANATO/RYUHEI/JUNON/RYOKI/LEOで構成されるダンス&ボーカルユニット(撮影/ハタサトシ)

3曲の披露が終わると、スクリーンには『THE FIRST』オーディションの前半パートという、彼らがこのステージに辿り着くまでの道程の始まりが映し出される。そしてカジュアルな衣装に着替えたメンバーが再びステージに登場すると、楽曲は「Be Free」へ展開。楽曲冒頭ではメンバーそれぞれが見せ場を作り、個々人の魅力も表現する。

続く「First Step」ではアリーナ中央にせり出したステージでメンバーはパフォーマンスを繰り広げ、それに合わせて客席ではタオルが振り回され、大きな盛り上がりと一体感が会場を包む。その意味でも前半に見せた、リスナーをパフォーマンス力によって飲み込むようなソリッドなステージから一転、この中盤ではSOTAとSHUNTOの仲よさげなアクションや、最年少のRYUHEIが見せる笑顔など、14歳から23歳という若いメンバーで構成されたBE:FIRSTならではの屈託の無さと明るさが表現されるステージとなった。

12月から全国5か所でファンミーティング開催

MCコーナーでは「逃げ出した犬をメンバー全員で全力疾走して捕まえて飼い主を助けた」という、初ワンマンという記念日にも関わらず、まったく活動に関係ない話題をはさみつつ、オーディエンスとのコミュニケーションを図るトークコーナーに展開。なかでも観客からの「明るめでR&Bっぽい楽曲が聴きたい」というコメントには、プロデューサーであるSKY−HIも親指を立ててその言葉に応えた。

またファンクラブ会員向けのスマホアプリ「BESTY」のリリースや、12月から全国5か所で開催されるファンミーティングの開催など、これからBE:FIRSTの広がりを感じさせる情報がアナウンスされ、期待の拍手が上がった。

そして「結成から今日のライブまで、こんなに時間が経つのが早いとは思わなかった。この場に立てて本当にうれしいです(MANATO)」「皆さんの笑顔を見ると、僕らも自然と笑顔になります。それが僕らの望んでいたことだし、実現できたのがうれしいです(RYOKI)」といった感謝の言葉をメンバーがそれぞれ述べ、そのまま『THE FIRST』オーディション映像をバックに、BE:FIRSTのメンバーが自ら、その思いを歌詞とメロディにしたためた「Kick Start」を披露。キメすぎない自然体のパフォーマンスが印象に残る。

BE:FIRSTのワンマンライブには多くのファンが集まった(撮影/ハタサトシ)

ライブ終盤は「Shining One」を披露

そしてSKY-HIBE:FIRSTへの願いや気持ちを影ナレーションの形で生コメントし、そこからライブの締めくくりとなる「Shining One」へ。スクリーンにはグループの結成直後に制作されたMVが流れ、「結成時」と「今」をシンクロさせる形で楽曲が披露されたが、MVと比較するとメンバーの表情が大人びたようにも感じ、そこからも彼らの急速な成長を感じさられた。鳴り止まない拍手の中、楽曲に合わせて人差し指を上げ「1」「FIRST」を表現し、そのライブを締めくくったBE:FIRST。その高く掲げられた指先の行方に、大きな期待を感じさせるファーストワンマンはこうして幕を閉じた。

なお、ライブで披露された「Gifted.」の映像が早くもYouTubeで公開されるほか、 ライブの模様が各配信プラットフォーム(Hulu/U-NEXT/ABEMA/ローチケLIVE STREAMING)にて、2021年11月12日(金)23:59まで配信中。

(文/高木"JET"晋一郎)

SETLIST

2021.11.5
BE:FIRST“FIRST”One Man Show -We All Gifted.-
01 Gifted.
02 Move On
03 To The First
04 Be Free
05 First Step
06 Kick Start
07 Shining One

関連人物