「第13回TAMA映画賞授賞式」が11月21日に東京都内で行われ、菅田将暉と役所広司が最優秀男優賞を受賞した。
同映画賞は、「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力あふれる＜いきのいい＞作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝を込めて表彰するもの。2009年にスタートし、今回は2020年10月から2021年9月に一般劇場で公開された作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考している。
登壇した菅田は「このような賞を受賞できて本当にうれしいですし、自分の仕事と心底向き合ったこの一年の末に、こんなに誇らしい場で感謝を伝えられることを心よりうれしく思っております」とにっこり。
さらに、今後の抱負について「一人では何もできませんので、皆さんのお力をお借りして、一カット一カット向き合っていきたいなという所存でございます」と明かした。
また、役所は「この素晴らしい賞をありがとうございました。映画を見てくださったお客さまのおかげで、こんないい賞をいただけたこと感謝しております」とコメント。
「こういう映画祭が映画というものを支えてくれているというのを身に染みて感じています。大変な苦労もあると思いますけども、どうかこれからも映画祭を守っていっていただけると本当に幸せです」と映画祭への思いを語った。
ほか、最優秀作品賞を「ドライブ・マイ・カー」「あのこは貴族」、特別賞を「花束みたいな恋をした」の土井裕泰監督・坂本裕二及び映画スタッフ・キャスト一同、「いとみち」の横浜聡子監督及びスタッフ・キャスト一同、最優秀女優賞を尾野真千子、有村架純、最優秀新進監督賞を藤元明雄監督、松本壮史監督、最優秀新進男優賞を藤原季節、金子大地、最優秀新進女優賞を伊藤万理華と三浦透子がそれぞれ受賞した。
◆取材・文＝原田健