11月24日、映画「99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE」の完成報告会見が都内にて開催。主演の松本潤をはじめ、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登壇した。
2016年にドラマ版のシーズン1、2018年にシーズン2が放送された「99.9」シリーズは、個性的な刑事専門弁護士たちが“99.9%逆転不可能”と思われる刑事事件に挑む、痛快なリーガル・エンターテインメント。満を持しての映画版は12月30日(木)全国公開、前日の12月29日(水)には新作スペシャルドラマもオンエアされる。約3年ぶりに型破りな弁護士・深山を演じる松本だが、あまりブランクを感じなかったそうで「すぐに深山は戻ってきますね。“作っていく”というより、皆さん(スタッフやキャスト)に会うと自然とそうなるという感じ」と話す。これを受けて香川も「何かを思い出すとか、『こうだったな』と“引き戻す”必要がない。ただ松本さんの一挙手一投足に反応するのがそのまま映像になっている」と、ドラマシリーズから変わらない現場の空気感について語った。
深山おなじみのオヤジギャグやダジャレは、もちろん映画版でも「ふんだんにあります」(松本)とのこと。実はドラマシリーズの顔合わせの段階から、木村監督が「主役にオヤジギャグを言ってもらうことだけは決まっている」と宣言していたそうで、香川はこれを「衝撃の発言」と回顧。ドラマシリーズから映画版まで脈々と生み出されてきただけに、その味わいは松本も「だいぶ熟成してるんだよね」と語るほどだ。だが“面白くてはダメ”というちょうどいいスベり具合を探すのは大変だそうで、香川は「(台本に書かれた)二次元のギャグを三次元に立ち上げるとき、松本さんが自分のスマートフォンに録音してずーっと練習する時間が必要」と松本の意外な苦労を明かしていた。
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